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夏は湿気でジメジメ、ちょっと移動しただけで汗がじんわり。せっかく朝セットしてきたヘアスタイルも、外に出れば台無しに...。そんな時は、湿気や汗で崩れにくく、涼しげに見えるまとめ髪アレンジに決まり! 今回はアウトドアやフェスといった夏の行事でも大活躍すること間違いなしのヘアアレンジを、ボブ・セミロング・ロングと髪の長さ別にご紹介します。
まとめ髪スタイルをつくる時は、髪を扱いやすくしてくれるスタイリング剤が重要です!
寝ぐせやハネ、髪のうねりを瞬時に直し、さらさらとしたスタイリングしやすい髪に整えます。ドライヤーの熱や紫外線から髪を守って、うるおいもキープ。
光を集めて、つややかで輝く髪に仕上げるヘアスプレー。高いグロス効果で髪に輝くつやを与えます。
夏はすっきりアップにしたいけれど、長さが足りずまとめるのに手間がかかりがちなボブやショートヘア。結びきれずおちてきてしまう顔まわりの髪を、ねじりながらまとめていくスタイルなら、簡単なのにおしゃれに仕上がりますよ♪
耳より前の両サイドの髪を残し、それ以外の後ろの髪を低い位置でひとつ結びにします。襟足の後れ毛はあえて残してラフにまとめるのが、こなれ感を出すポイント。トップに膨らみをもたせながら、ふんわりとまとめましょう。
残しておいた両サイドの髪をねじり、STEP1で結んだゴムの上側に毛先をピンで固定します。全体のバランスを見ながら、ねじった髪を少量ずつ引き出して顔まわりにニュアンスをつけましょう。最後にゴムやピンを隠すように、お好みのヘアクリップなどのアクセをつけて完成です。
ほどよい長さでバランスの取りやすいセミロングさんは、涼しげなローポニーがお似合い。ゴムの結び目で髪の毛をクロスさせたローポニーアレンジなら、シンプルだけどおしゃれなスタイルが完成します♪
耳より前にある両サイドの髪を残して、低い位置でひとつ結びにします。
残しておいた両サイドの髪をSTEP1で結んだ毛束の上で、ゆるめに結びます。
STEP2で結んだ毛束のゴムより上をもち、左右の毛束をクロスさせます。
STEP3でできた隙間に指を入れ、STEP1で結んだ毛束を引き抜きます。
STEP2の毛束を左右に分けてギュッと引っぱり、結び目を隠すように整えたら完成です。
アップにするには短いセミロングさんでも、ヘアバンドを使えば顔まわりの髪の毛が落ちてくるのを防ぐことができますよ♪ 清潔感があっておしゃれな印象に仕上がります!
コテで表面の髪を根元からざっくりとランダムに巻きます。このひと手間で、まとめた際に表面にニュアンスが出てお洒落に仕上がります♪
スタイリング剤を全体になじませたら、ヘアバンドを首に通し、髪全体を2つに分けて三つ編みにしていきます。分け目が目立たないよう手ぐしでジグザグに分けるのが◎! また、ゴムで留める際は毛先を最後まで引き抜かず、折り込んで丸めた状態にしましょう。バランスを見ながら表面の髪を少量ずつ引き出し、適度にほぐします。
ヘアバンドを定位置に持っていきます。髪の生え際よりやや手前の位置に持ってくると、小顔効果◎! 三つ編みを後頭部で交差させましょう。交差させた三つ編みの毛先を頭皮に向かって折り込むようにして、ピンでしっかり留めて固定します。
全体のバランスを見ながら三つ編みと表面の髪をほぐします。仕上げに顔まわりの後れ毛を巻いてニュアンスを出したら完成♪
縦に2つのお団子をつくる、遊び心たっぷりなヘアアレンジはセミロングさんにぴったり。お洒落なうえに崩れにくいところもポイントですよ!
髪全体にスタイリング剤をなじませたら、2段のポニーテールをつくるイメージで、髪の毛全体を上部と下部にざっくりと分けます。まず上部の髪をひとつに束ね、ゴムで結ぶ時に毛先を引き出し切らず、輪っか状のラフなお団子にしましょう。下部の髪も同様に束ね、お団子にします。
STEP1でつくったお団子の毛先を結び目に巻きつけていき、数センチ程度を残してピンで留めます。この時、残した毛先の向きをあえて上部と下部のお団子で統一せず、バラバラにした方がこなれた雰囲気に仕上がります♪
スタイリング剤を指先に少量とり、毛先に質感をプラス。指でつまむようにしながらウェットな束感を出すことで、ぐっとおしゃれな雰囲気に仕上がります♪
サッとまとめやすいがゆえに、いつも同じまとめ髪スタイルになってしまいがちなロングヘアさん。この夏は簡単にできるルーズなお団子ヘアにひと工夫加えて、こなれた印象を演出しましょう♪
あごと耳を結ぶラインの延長線上の位置でポニーテールにします。高い位置でまとめることで、すっきりフレッシュな印象に仕上がりますよ。低い位置で結ぶと、せっかくのお団子ヘアが前から見えなくなってしまうので気をつけましょう。
つくったポニーテールをねじりながら前にもっていき、毛先を垂らしたまま、もう1本用意したゴムで結んでお団子にします。
垂らした毛先の一部をとり、ヘアゴムに巻きつけピンで留めましょう。残りの毛先はルーズに垂らしておくことで、こなれた印象に!
前髪がある場合は、最後にピンで留めたら完成♪
ロングならではのざっくりルーズな外国人風の抜け感が出せる「バナナバン」。とってもおしゃれなうえ、ゴム1本でつくれちゃうというお手軽さが夏の暑い時期にうれしいアレンジです。
もみあげの髪を少量残し、残りの髪を後ろでひとつにまとめ、ゴムを緩めに結びます。後頭部は指で引っぱって軽く崩してニュアンスをつけておくと◎。
STEP1の毛束をねじります。
ねじった毛束を、STEP1のゴムの根元に軽く巻きつけます。
毛先を1のゴムに入れ込み、ゴムを隠すように、結び目近くの毛束を軽く引き出しニュアンスをつけたら完成です。
まとめ髪をする時、「横から見た時にもきれいに仕上がっているか」を確認するとより垢抜けた印象に! まとめ髪で横顔をきれいに見せるためには、下記の4つがポイントになります。
① 後れ毛は「こめかみともみあげ」から少しだけ。出し過ぎNG!
② まとめる位置は「耳と同じ高さ」で
③ あごと耳を結んだライン(ゴールデンポイント)にボリュームを出す
④ テールの表面に動きをつける
この4つを意識することで、頭の形にメリハリがつき、フェイスラインもほどよくカバーされ、横顔をよりきれいに見せられます。さらに、顔全体が明るく見えたり、姿勢がよく見えたりする効果も期待できますよ。
ニュアンスを出すため、表面の髪と毛先を軽く巻きます。まとめ髪にするので、全体をしっかりと巻く必要はありません。
ツヤやまとまり感が出るスタイリング剤を全体にまんべんなくなじませたら、後れ毛用に、こめかみともみあげの髪を薄くとりわけ、残りの髪は耳と同じ高さでひとつにまとめます。前髪がある人は、おでこが見えるようにして、軽さや透け感を出すのがおすすめです。
あごと耳を結んだゴールデンポイント部分の髪を指で引き出し、ボリュームを出します。このひと手間で、メリハリが出てすっきりした印象に。
テール表面の髪と後れ毛をヘアアイロン(32mmがおすすめ)で根元から巻き、動きをつけます。
ポイントさえ押さえれば涼しげでおしゃれなうえに、崩れにくいまとめ髪を簡単につくれるんですよ。ご紹介したヘアアレンジで、暑い日も可愛く乗り切ってくださいね♪
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photo:鈴木花美 model:恩田さやか、渡辺アリサ、ラ・サール さくら、阿島ゆめ、朱李
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資生堂ヘアメイクアップアーティスト
国内外における宣伝や広告、コレクションバックステージなどで日々活動する資生堂アーティスト。
世界中のお客さまを「美」を通じて幸せにするために、資生堂独自の美容価値を創造・発信しています。