「わたし...臭ってないかな?」。暑い日や人と近距離で接する時など、「ニオイ」が気になる方は多いはず。
中でも「加齢臭」を意識する人が増えているようで、資生堂が20~50代のビジネスパーソン2,400名を対象に行った調査では、7割以上の人が「他人の加齢臭」を感じたことがあるという結果もあります。
ここでは、自分も周りも気になる「加齢臭」の原因や対策についてご紹介します。
A.加齢臭とは、中高年に特有の「脂臭くて、青臭いニオイ」のこと。
1999年に、資生堂が加齢にともなって発生するニオイの原因物質「ノネナール」を発見。今では一般的に使われている「加齢臭」という名前も、資生堂が命名しました。
ノネナールは、年を重ねると増加するパルミトオレイン酸(脂肪酸)が、過酸化脂質や皮膚常在菌によって酸化したり分解されることで発生します。ノネナールは男女問わず、40歳を過ぎたころから増えてくるので、男性に比べ皮脂量の少ない女性でも、安心はできません。特に、皮脂量が増える暑い季節は、要注意です。
A.頭部や首の後ろや耳のまわり、胸もと、脇、背中などから、加齢臭が発生します。
「枕のニオイが気になる」という声がよく聞かれますが、それもそのはず! 頭部は皮脂の分泌量が多いので臭いやすい場所なのです。自分では気づきにくい
A.日常生活の中でできる加齢臭対策としては、次の4つがあります。
①朝晩のシャワーや入浴で、余分な皮脂や汗を洗い流し、清潔に保つ。
皮脂量が多く、自分の鼻で確認もできない背中は、念入りに。
②加齢臭に対応したデオドラント製品を使用する。
③外出先でもこまめに皮脂や汗を拭き取る。
④ニオイの原因物質は衣服にも残るので、こまめにクリーニングをする。
ノネナールの発生を抑えるために、皮脂や汗をこまめにケアして清潔に保つことが対策のポイントです。
また、最近では加齢臭に対応した石鹸やボディーソープ、制汗剤など様々なデオドラント製品があるので、家用と持ち歩き用を上手に使い分けて賢く利用しましょう。
知らない間に他人を不快にさせてしまう、加齢臭。対策のポイントは、体を清潔に保つこと。
汗のニオイのケアだけでは忘れがちな、耳のまわりや背中などの加齢臭発生ポイントも念入りにケアして、ニオイにまで気を配れる、清潔感ある大人を目指しましょう。
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