40代のお悩みを解決する連載の第2回は、ベースメイクで「毛穴」「クマ」「シワ」をカバーするテクニックを伝授します。年齢を重ねるとともに深くなる悩みでもあるので、アイテム選びからちょっとしたテクニックのコツまで、しっかり学んで即実践しちゃいましょう!
40代の肌悩みについて資生堂がアンケート*をおこなったところ、もっとも回答が多かったのが毛穴。
次いで同率2位がクマとシワでした。
年齢を重ねるにつれ、肌は徐々に明るさが減少して暗く見えてきますよね。
その大きな原因となるのは、さまざまな影。
トップ3に挙がったお悩みは、どれも肌の凹んだ部分が暗く影になります。
この影をリセットしないと、どんなメイクをしても疲れて見えたり、年齢以上の印象をもたれてしまったりする可能性が!
いつもフレッシュで明るい印象でいるため、いつものベースメイクについてここで見直してみましょう。
お悩み解決ベースメイク、まずは毛穴カバーから始めましょう。
毛穴を感じさせない肌づくりは、ファンデーションを塗る前の準備が大切。
もっとも毛穴の気になるパーツには部分用下地を塗り、顔全体にはテカり&かさつき対策ができる下地を使いましょう。
その後、薄づきタイプのファンデーションを塗布して自然なカバー力のあるフェイスパウダーをオン。
それぞれに塗り方のコツもあるので、さっそくきれいな肌づくりの方法をチェックしていきましょう。
顔の中心は毛穴が多く、皮脂の分泌も活発なのでメイクが崩れやすい部分。
そんな気になるパーツには、余分な皮脂を抑えつつ毛穴の凹凸を補正するマキアージュ ドラマティックポアスムーザーを塗りましょう。
少量を指にとり、毛穴の気になる小鼻からほおにかけてくるくると指でやさしくなじませて。
感触のいいみずみずしいジェルが、肌の凹凸をなめらかに整えてくれますよ。
また、ジェルのほんのりブルーがかった色合いは、肌の赤みをナチュラルに補正するのに役立ちます。
大人の肌づくりの大きなポイントは、下地の段階でできるだけ整えておく、ということ。
だからこそ、下地は機能性の高いものを選びましょう。
テカりも乾燥も気になる大人の肌には、マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベース NEO ヌーディーベージュがぴったり。
下地を指にとり顔の中心にのせたら、外側へとゆっくりなじませて顔全体に広げましょう。
薄いベージュカラーが肌色をワントーン明るくし、毛穴をカモフラージュしながらつや感もアップします。
ファンデーションは薄づきタイプを選び、最小限の量を肌にしっかりとフィットさせて崩れを防ぎましょう。
マキアージュ エッセンスリキッド EXを少量指にとったらほおの中心におき、こちらも外側へと均一にひろげて。
毛穴が気になる小鼻やその横は、いろんな角度からぎゅぎゅっと毛穴に押し込むと気になりにくくなります。
ファンデーションの量を最小限にしたので、フェイスパウダーは適度なカバー力のあるものをチョイス。
また、肌にしっかり密着させるためにブラシで塗ることもポイントです。
自然なカバー力があり、肌色をキレイに見せてくれるマキアージュ ドラマティックフェイスパウダー(レフィル)を、資生堂 ファンデーションブラシ131(専用ケース付き)にとります。
肌に垂直に当てたら、毛穴ひとつひとつにふたをするようなイメージで、ブラシを少し回転させながらパウダーを肌に押し込んでいきましょう。
これで毛穴がソフトフォーカスされ、ナチュラルで明るい仕上がりに!
クマを隠そうとすると厚塗りになってシワが目立つ、コンシーラーでクマを隠したらシワに溜まって線ができる…と、悩みが同時に起こることも多い部分。
そこで、複合的なお悩みを払拭する方法についてレクチャーします。
クマやシワなど目まわりのお悩みが気になる人の多くは、肌全体の乾燥対策が必要です。
お悩みをカバーしつつ、うるおい補給ができるアイテムとしておすすめなのがBBクリーム!
今回選んだのは、保湿力が高くて自然なカバー力のあるプリオール 美つやBBジェルクリーム n。
顔の中央に少量ずつ点置きし、中指と薬指をくるくるしながら顔の中央から外側へと塗り広げましょう。
クマをカバーするコンシーラーは、クリームタイプがベスト。
テクスチャーがやわらかいので、カバー力はありながらもシワに入り込みにくいというメリットがあります。
ちなみに、質感が硬めのスティックタイプはシミなどピンポイントのお悩みにおすすめ。
マキアージュ ドラマティックコンシーラー ミディアムをクマのラインに沿って点置きし、SHISEIDO メーキャップ TSUTSU FUDE コンシーラーブラシでトントンとなじませましょう。
その後、コンシーラーと肌との境目をぼかし込んでください。
このとき注意したいのは、コンシーラーを下まぶたギリギリまでのせないこと。
下まぶたの際はちりめんジワが出やすく、コンシーラーがたまる可能性が高いので避けるのがベターです。
コンシーラーを塗り終えたら、クリームタイプのハイライトを目まわりに重ねます。
ハイライトのつやが目まわり全体をうるおって見せるため、シワが気にならなくなるんです。
マキアージュ ドラマティックハイライターをほお骨からこめかみにかけて点置きしたら、こちらも目の際は避けた目まわり全体にトントンとぼかし込みましょう。
乾燥が気になる午後のメイク直しに使うのも、印象がリフレッシュするのでおすすめですよ。
40代の多くがもつ3大肌悩み「毛穴」「クマ」「シワ」。
アイテム選びや効果的な塗り方で仕上げると、驚くほど気にならなくなりますよね!
影を消しながら、うるおっているようなつやを足すことが成功の秘訣。
ただし、老け見えを加速させるので厚塗りは厳禁ですよ!
難しいテクニックは必要ないので、ぜひアイテムから見直してみてください。