【美容医療or化粧品どっちにすべき?】役割とメリットを皮膚科医が解説

2025.04.10

化粧品と美容医療は、どちらもキレイをサポートしてくれるものだけれど「結局どっちがいいの?」と、迷う声も聞かれます。今回、改めて提案したいのが“どちらも賢く取り入れよう”ということ。皮膚科医の慶田朋子先生に、その理由や取り入れ方を教えてもらいました。

美容医療と化粧品、美肌のためには両方必要?

美しい肌をつくるために必要なことを、3階建ての建物にたとえて説明しましょう。

土台となるのは生活習慣です。
具体的にいうと、食事・睡眠・排泄(腸内環境)・運動習慣・ストレスコントロールの5つですね。
これらが5本の柱だとすると、1、2本の柱がゆらぐだけでも土台が安定しなくなるので肌の調子がいまいちだと感じます。
そのため、まずは生活習慣を整えることが重要になります。

土台の上にくるのがスキンケアです。
スキンケアを構成する3本柱が洗浄・保湿・光対策
やさしくしっかり洗うこと、肌を十分にうるおすこと、そして紫外線やブルーライトなどから肌を万全に守ること。

これらは毎日必要ですし、自分で行う必要があります。適切な方法と化粧品を取り入れて、すこやかで外的刺激に強く、うるおいのある肌を守る、これがスキンケアの本来の目的です。

生活習慣・スキンケア、これらをきちんとしたうえで、美容医療を取り入れていきたいですね。
シミ予防やシワ改善などは、化粧品でも十分な機能を搭載したものがありますが、はっきりとしたシミやたるみなど起きてしまったダメージや変化に対して挽回を目指すなら、美容医療を組み合わせるのがおすすめです。

たまに受ける美容医療ですべてを解決できるわけではないし、むしろ美容医療の効果を高めたり持続するために毎日のスキンケアは欠かせません
逆に、老人性の色素斑やイボ、深いシワやたるみなど、美容医療でないと難しいものがあることも知っておいてほしいですね。


美容医療と化粧品の賢い付き合い方を解説

【美容医療】満足いく結果のため“クリニック選び”を慎重に

美容医療は、何よりもクリニック選びを慎重に
流行りの治療を安い値段で受けられる…という視点で選ぶ人も多いですが、たとえ同じ機械を使っていてもドクターの知識と経験、技術によって満足度はかなり左右されます
効果はもちろん、事故のリスクもしかり。
皮膚科学的な知識を持っている、基本領域の専門医を取得している、大学病院に6年以上在籍していたなど、ドクターの経歴や実績をきちんとチェックしましょう。

そのうえで初めて美容医療を受けるなら、フォトフェイシャルなどの光治療、レーザー照射、ケミカルピーリングなどが初心者向きです。
ダウンタイムはほとんどなく、くすみが抜けて透明感が出るし、続けて受けることでハリを感じられたりもします。

【化粧品】基本の3ステップ&“守り”を意識して

先ほどお伝えしたとおり、スキンケアで大切なのは洗浄・保湿・光対策です。
ステップ1は肌に付着した汚れや分泌物を落とす“洗浄”ですが、洗うという行為は皮脂膜など肌に必要なものをどうしても少し失ってしまいます。
それらを最小限にとどめ、汚れだけを落とせる洗浄剤選びと適切な洗い方が重要になります。

ステップ2は十分な保湿です。
ヒアルロン酸やグリセリン、アミノ酸、セラミドなど水を抱え込める成分が配合されているものを取り入れて、うるおいのバリアを守り、すこやかな肌を目指します。

ステップ3が光対策
近年は紫外線だけでなく、ブルーライトなどの肌への影響も懸念されています。
UVカット機能のある化粧品を、顔・首・手はもちろん、露出している部位にきちんと塗りましょう。
365日、日の出から日没までは天候に関係なく対策が必要です。
窓ガラス越しに降り注いでくるので、ご自宅にいるときも忘れずに。

基本的に、スキンケアは“守り”を優先して考えたいですが、レチノールなどの機能性成分が配合された化粧品を使うのもいいと思います。
薄い濃度から徐々に慣らしていけば、肌が弱めの方でも比較的使いやすい成分です。
スキンケアで取り入れるなら、まずはしっかり保湿して、最後にレチノール配合化粧品を塗るといいでしょう。


専門医が注目する最新美容医療&化粧品事情

今は美容成分に関心を持つ方が増えて、新しいものがフィーチャーされたりもしています。しかし、効果やリスクのことを考えると、長年使われている成分により注目したいと思います。
実際、レチノールやトラネキサム酸など、昔から使われている成分が今、話題になっています。
トラネキサム酸は肌あれ予防などが期待できるし、レチノールも上手に取り入れるとすごくいい成分です。
長年使われているということはつまり、それだけ知見が積み重ねられているということですからね。

美容医療では、たるみ治療の美容医療機器ソフウェーブが満足度も高く、私のクリニックでも今後主力になると思っています。
たるみ治療といえばハイフがおなじみですが、ソフウェーブはハイフと同じ超音波を使った治療器です。
ハイフはSMASという筋膜や皮下脂肪といった深層に働きかけ、点状に強い熱を加えます。
一方ソフウェーブは真皮中層、より皮膚表面に近いところに作用します。
シャツにのりを塗布してアイロンをかけるとシャキンとしますよね。
ソフウェーブは、まさにアイロンをかけたようなハリ感と引き締めを実感できます。


皮膚科医のアドバイスを参考に、BEAUTY TOPICS編集部がスキンケアをピックアップ

クリーミーな泡で肌あれの原因もやさしくオフできる洗顔料

すこやかな肌に大切な美肌菌を残し、うるおいを守りながらしっとりなめらかに洗い上げる薬用美容洗顔料
負担をかけにくいクリーミーなクッション泡が肌を包み込み、肌あれの原因*、花粉・ちり・ほこりなどの微粒子汚れまでもきちんとオフします。
無香料・無着色・低刺激設計。

  • * 肌あれの原因とは、汚れや不要な角質

PICKUP ITEM

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d プログラム

エッセンスイン クレンジングフォーム

肌荒れの原因まで落とす、薬用美容洗顔料。

(医薬部外品) 敏感肌用洗顔料 120g 

2,090円(税込)

うるおいも美白効果も。高コスパのスキンケアシリーズ

高機能成分を配合しながらも、手に取りやすい価格のアクアレーベル。
青の美白シリーズには、美白有効成分の4MSK*1を、また、化粧水と乳液にはCICA*2(肌保護)が配合されています。
いずれも、みずみずしくも満足感のあるテクスチャー。保湿感もばっちりです。
そのカギを握るのが、アクアレーベルのスキンケアに共通で配合されている浸透美容アミノ酸*3
コスパ抜群のスキンケアで、うるおいに満ちた、明るい肌印象に。

  • *1 4-メトキシサリチル酸カリウム塩
  • *2 ツボクサエキス
  • *3 うるおい保持成分(D-グルタミン酸、DL-アラニン、DL-メチオニン)

PICKUP ITEM

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アクアレーベル

スペシャルジェルクリーム EX (ブライトニング)

うるっと明るい透明美肌、薬用シミ予防オールインワン。

(医薬部外品) クリーム 90g 
販売名:アクアレーベル ブライトニング ジェルクリーム EX 

1,782円(税込)

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アクアレーベル

トリートメントローション (ブライトニング)

シミを防いで、うるおって明るい肌へ、美容液級化粧水。

(医薬部外品) 化粧水 170mL 全2タイプ 

1,430円(税込)

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アクアレーベル

トリートメントミルク (ブライトニング)

シミを防いで、うるおって明るい肌へ、クリーム級乳液。

(医薬部外品) 乳液 130mL 全2タイプ 

1,650円(税込)

紫外線・ブルーライトをカット。肌あれを防ぐUVミルク

乾燥などの外部刺激から肌を守る高精製ワセリン*1、そして、肌あれとシミ・そばかすを防ぐm-トラネキサム酸*2を配合した日焼け止め。
SPF50+・PA++++で紫外線やブルーライトをカット(ブルーライトカット成分配合)します。
化粧下地としても使え、毛穴の凹凸やくすみ、色ムラも自然にカバー。

  • *1 肌うるおいバリア保護成分
  • *2 トラネキサム酸

PICKUP ITEM

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イハダ

薬用フェイスプロテクトUV ミルク

紫外線から守りながらシミ・肌あれを防ぐ、UVミルク。

(医薬部外品) 日焼け止め用乳液 30mL SPF50+・PA++++ 

1,980円(税込)

純粋レチノールでシワ改善。ピンとした目もとに

レチノール類で、日本で唯一シワを改善する純粋レチノール*1を配合した薬用リンクルクリーム。配合されたレチナジーエッセンス*2が、硬くなりがちな肌をやわらかなうるおいで満たします。
目もと・口もと・首のシワ改善に。

  • * これまでレチノール類を含む製品でトラブルがあった方や皮ふトラブルを起こしやすい方は、ご使用をお控えください。
  • *1 有効成分レチノール
  • *2 ヒマシ油、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル、ジピバリン酸トリプロピレングリコール、マヨラナエキス、グリセリン(保湿・肌なめらか)

PICKUP ITEM

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エリクシール シュペリエル

レチノパワー リンクルクリーム L (22g)

(医薬部外品) クリーム(部分用) 22g 
販売名:CDクリームA 

8,690円(税込)

3つの有効成分配合で、「頑固なシミ」に先回りケア

10代目となるHAKUの名品美白美容液には、20年分のシミ研究成果を全搭載。
なかでも注目は、3種の薬用有効成分を配合していることです。
それが美白有効成分の4MSK*1、m-トラネキサム酸*2と、炎症を抑え肌荒れを予防するグリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症成分*3
成分の効果を引き出す処方にこだわり、シミ予防の最新のソリューションを形にした1品です。

  • *1 4-メトキシサリチル酸カリウム塩
  • *2 トラネキサム酸
  • *3 グリチルリチン酸カリウムが炎症を抑え、肌あれを予防する。

PICKUP ITEM

商品画像

HAKU

メラノフォーカスIV

メラニン生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ美白美容液。

(医薬部外品) 薬用 美白美容液 45g 

11,000円(税込)


教えてくれたのは

慶田朋子先生

銀座ケイスキンクリニック院長・医学博士・日本皮膚科学会認定皮膚科医・日本レーザー医学会認定レーザー専門医。最新の医療機器と注入治療を組み合わせたオーダーメード美容治療を提案、多くの患者の信頼を得ている。豊富な知識にもとづいたわかりやすい解説で、テレビや雑誌、WEB媒体など多方面で活躍。

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