シックな店内に、仕立てのいいレザーシューズがずらりと並ぶ、『トレーディングポスト 銀座店』。田中さんによれば、ここには日々、“自分好みの一足”を求めて、男たちが訪れるという。
「男性は、モノの細かな部分に良さを見いだし、こだわりを持っている方が多いと思います。『システムオーダーシューズ』の魅力は、なんといっても、自分のこだわりでディテールを決められること。靴の形状や革の種類・色はもちろん、靴底やヒールのデザインにいたるまで、さまざまな組み合わせが可能です。
今回ご提供させていただく靴は、『グッドイヤー』と呼ばれる手間のかかった製法でつくられています。この製法の特長は、『ウェルト』と呼ばれる細革が、アッパーと靴底の境目についていて丈夫なこと。また、靴底にはクッション材としてコルクが入っているので、疲れにくく、履くほどに足に馴染む。長く愛用することで、“自分の足のための一足”として完成させることができるんです。40代以上の“モノの良さ”がわかる男性に、ファンが多いですね」。
日々、靴に触れ、自身も「システムオーダーシューズ」を愛用している田中さん。この日は、スリーピースのスーツに、お気に入りのドレスシューズを合わせて、取材に対応してくれた。そんな彼だからこそわかる、上質な靴の楽しみとは……?
「ドレスシューズを履くと、気持ちが引き締まりますね。個人的には、ゴムではなく革底のシューズが好きです。履くと歩幅が広がり、背筋が伸びる。身のこなしが紳士的になると感じます。
レザーシューズというと、スーツに合わせるイメージが強いと思いますが、デニムとジャケットの足もとにもってきても、カッコよくきまります。特別な日だけでなく、休日も“自分だけの一足”を楽しんでみてください」。