皮ふ科医に聞く ミニ知識
乾燥やシミ・そばかす、ニキビあと… 肌に関するお悩みはさまざま。気になる紫外線や、アンチエイジング対策など、ふだんの生活でできるスキンケアや肌トラブルへの心がまえについて、第一線でご活躍中の皮ふ科の先生にお聞きしました。
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クレンジング・メイク落としのポイント

クレンジング・メイク落としのポイント

クレンジングの役割

一日を過ごした肌は、皮脂・汗・古い角層、ホコリや花粉、細菌やウイルス、化粧品などが付着しています。このような汚れは肌の新陳代謝を妨げ、乾燥や肌荒れ、シミ・シワの原因となるだけでなく、感染症を引き起こす場合もあります。
クレンジングとは化粧を落とすことです。化粧品には多量の油分が含まれているので水洗いだけでは、なかなか取り除くことができません。また最近では「汗や水で崩れない」、つまり落とすのが難しい化粧品も増えています。
そこで、クレンジング剤(メイク落とし)で化粧品の油分や汚れた皮脂を溶かし出し、クレンジング剤とともに残った汚れを洗顔料で洗い流して、肌を清潔に保つことが大切です。

間違ったクレンジング方法が引き起こす肌トラブルとは

しっかり汚れを落とそうとするあまりゴシゴシ擦ると、角層が傷ついて肌のバリア機能が破壊されてしまい、肌トラブルを引き起こしやすくなります。
また、健康な皮膚は、皮脂を分解する働きをもつ常在菌(表皮ブドウ球菌など)によって弱酸性に保たれています。それによってアルカリ性を好む細菌(黄色ブドウ球菌など)やカビの増殖を抑えて感染を防いでいます。しかし、刺激の強い洗浄剤の使用や擦り洗いによって弱酸性の状態が崩れると、常在菌が増殖することによる感染症(アクネ桿菌によるニキビや化膿性皮膚炎など)や、逆に常在菌が減少して他の病原菌が増殖することによる感染症が起こりやすくなります。肌質や用途に合わない洗浄剤を使った場合も、肌に余計な刺激を与えたり、必要な油分・水分を奪ったりする結果となり、肌トラブルの原因となります。

正しいクレンジングの方法とは

クレンジングはゴシゴシ擦り過ぎないことが重要です。使用量が少ないと摩擦が大きくなるので適量を使用しましょう。必要以上に時間はかけず、ほおや額はらせんを描くようにファンデーションや汚れとなじませます。目もとは特に優しく。洗い流せるクレンジング剤でしたら、汚れが浮いてきたらぬるま湯で十分にすすぎます。
クレンジングが終わったら、洗顔料を十分に泡立てて顔に広げ、汚れを包み込むように泡を転がします。洗顔料が残らないようにぬるま湯でしっかりとすすぎましょう。洗顔後は、乾燥を防ぐために保湿を行います。

クレンジング剤の種類と選び方

クレンジング剤には、ジェルタイプ、オイルタイプ、クリームタイプ、ローションタイプ、シートタイプなどがあります。使い方も、ふきとって使うものや、洗い流せるものなどがあります。メイクの状態や、使う場所などを考慮して、使いやすいタイプを選べるようになっています。

●ジェルタイプ

肌あたりがみずみずしく、さっぱり、つるつるとした洗い上がりです。ふきとり後、サラサラとした感触のものもあります。

●オイルタイプ

しっかりメイクもすばやくなじみ、簡単に洗い流せます。

●クリームタイプ

肌あたりがソフトで、汚れとなじませやすいタイプです。ふきとりタイプと、洗い流しタイプと、ふきとりも洗い流しも両方できるタイプがあります。

●ローションタイプ

ナチュラルメイクが、簡単にさっぱりした感触で落とせます。

●シートタイプ

シートにあらかじめクレンジングローションが含まれています。どこでも手軽にメイクが落とせますが、ふきとる時の摩擦で、肌に負担をかけることがありますので、強くこすらないようにメイクを落としましょう。
乾燥肌や肌荒れを起こしている方は低刺激のもので、自分に合ったクレンジング剤を選び、肌荒れを悪化させないように注意しましょう。
肌荒れが長引く場合は皮膚科医に相談しましょう。

教えてくださったのは
クレンジング・メイク落としのポイント|神奈川県 横浜市 しらゆり皮フ科・整形外科 院長 池田麻純 先生

神奈川県 横浜市

しらゆり皮フ科・整形外科 
院長
池田麻純 先生

患者様ひとりひとりにとってベストな治療を選択しひとつずつ親切・丁寧に対応していきたいと思っております。なかなか周りには打ち明けられないようなお肌のトラブルなどどんな些細なことでもお気軽にご相談ください。優しい雰囲気と空間の中でリラックスして治療を受けて頂けるよう、スタッフ共々努力してまいります。

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