うっすら浮かんでいるだけなのに、一気に老け見えしてしまう「シミ」。悩まされている女性も多いようで、資生堂の肌悩み調査でも1年を通じてシミが1位に挙がるほど。そんな憎くきシミを予防するための適切な対策をご紹介します。
紫外線だけじゃない!敏感肌はシミ悪化の一因に
シミの原因と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、紫外線。しかし実は、シミ悪化の原因はそれだけではありません!肌荒れやニキビなどの肌トラブルを繰り返す敏感肌も、シミと大きな関係があったのです。

敏感肌は、“むずがゆ因子”と呼ばれる炎症誘発因子を多く持っており、これが乾燥やかゆみ、肌の赤みに繋がる炎症を引き起こします。そして、その炎症が刺激となりメラニンを過剰に生成してしまうため、シミなどの色素沈着が起こりやすくなります。
つまり紫外線を浴びなくても、シミの元であるメラニンが増えてしまうということ!「日焼けは元に戻るのに、シミはなかなか消えない……」という経験をしたことがある人も多いと思いますが、シミが消えにくい原因はここにあったのですね。
シミ対策には、肌の乾燥を防ぐことも重要!

シミと大きな関係がある敏感肌ですが、敏感肌がシミを悪化させてしまう理由は実はもうひとつあるのです。それはズバリ、乾燥。シミができている部分には、シミ悪化因子が多く存在しているのですが、これらは肌の乾燥という刺激によっても増えてしまうそう。
敏感肌は、肌を刺激から守るためのバリア機能が低下しているため乾燥しやすく、シミが濃くなりやすい肌環境にあります。また、シミだけでなく顔全体の色素沈着もしやすくなるため、要注意です。
肌荒れ&乾燥ケアが近道!正しいシミ対策

シミを悪化させず、また、作らせないためには、敏感肌用のスキンケア製品を使って炎症を改善させることが初めの一歩。スキンケア製品を選ぶときは、低刺激で、敏感肌の人を対象としたパッチテストやアレルギーテストなどをクリアしている製品を目安に選ぶと良いでしょう。
続いて大事なのは、乾燥対策。洗顔後はしっかりと保湿を行いましょう。敏感肌向けのスキンケア製品には、肌荒れの改善を促しながら、たっぷりと肌にうるおいを与えてくれるものが多いので、敏感肌改善と乾燥対策が同時にできるタイプを選ぶと、時短ケアにもなりますよ。また、外出時は紫外線や外気からの乾燥を防ぐために、こまめに日焼け止めを塗ることも忘れずに!
実は大きな関係があった、シミと敏感肌。
適切なスキンケア製品を使い、たっぷり保湿を行って、シミができにくい肌をめざしましょう!