肌も夏バテ!?季節の変わり目は“肌バテ”しやすい
暦の上では秋を迎えたものの、まだまだ暑い9月。今年は平均よりも気温が高い日が多く、厳しい暑さはしばらく続きそうです。
熱中症に気を付けたいところですが、もうひとつ気を付けたいのが、夏バテです。外と中の激しい温度差に体がついていかず、自律神経が乱れて体調を崩しやすい時期なので健康管理はしっかり行いましょう。
そしてバランスを崩しやすいのは体だけではありません。実は、肌も同様にバテやすい時期なのです!
夏の終わりは肌荒れリスク上昇!敏感肌が加速する原因

夏から秋への変わり目は、普段は健康な肌の人でもニキビや赤み、かゆみなどの肌トラブルによって敏感肌を実感しやすくなる季節。
多量な汗や皮脂が過剰に分泌され、うるおいを正常に保つためのphバランスが崩れて細菌が繁殖しやすい状態になってしまうのです。とくに今年は、長引くマスク着用でニキビや肌荒れに悩む人が増加中!
加えて、夏の終わりは体力が落ちて新陳代謝も低下しやすいため、肌のターンオーバが乱れて肌荒れや敏感肌症状が起こりやすい季節というわけなのです。
新発見!健康な肌と敏感肌ではココに差があった!

体だけでなく、肌も夏バテしやすい夏から秋への変わり目。
肌が敏感に傾き、揺らいでしまうとき、これまではバリア機能が乱れているからだと考えられてきました。しかし、資生堂の研究によって肌に存在する「美肌菌」のバランスが崩れることが大きな影響を与えていると近年判明したのです!
美肌の鍵を握る!「美肌菌」ってなに?

では、美肌菌とは一体どんな菌なのでしょうか?
美肌菌は、肌のうるおいを生み出したりバリア機能を高めたりと、健康な肌をつくるために24時間、365日休みなく働いている菌のこと。菌というと悪者のイメージが強いですが、菌には「善玉菌」と「悪玉菌」が存在しており、文字通り、善玉菌は健康に欠かせない菌で、悪玉菌は増えすぎるとトラブルを引き起こす菌を指します。
美肌菌はもちろん善玉菌の一種。皮膚には300種類もの「皮膚常在菌」と呼ばれる菌の集団が存在していますが、美肌菌と呼ばれるのはそのなかのひとつ「表皮ブドウ球菌」を主とする常在菌です。
資生堂の研究では、この「表皮ブドウ球菌=美肌菌」の量が、健康な肌の人よりも敏感肌の人のほうが少ないことが分かったのです。

肌の具体的な見え方としては、美肌菌の割合が高い肌は水分量が多くてみずみずしく、赤みが少ないことが判明。一方で、美肌菌が少ない肌は水分量が低く、赤みが高いことが明らかになっています。
美肌菌を増やして、内側から輝く美肌を目指そう!

「敏感肌=美肌菌が少ない」ということは、言い換えれば、美肌菌を増やすことこそ健やか肌への近道だということ!
しかし、美肌菌のエサとなる皮脂の量は年々減るため、年齢とともに動きが鈍くなり、量も減ってしまうのが現実。だからこそ積極的に美肌菌を増やす方法を取り入れていきましょう!次の章では、美肌菌を増やす方法をご紹介します。
24時間365日働く!美肌菌スキンケアに注目!

美肌菌を増やすためには、規則正しい生活やバランスのとれた食生活も大切ですが、肌へのうるおいが不可欠。最も手軽でおすすめなのは、毎日のスキンケアでうるおいを補う方法です。
朝晩のスキンケアに、美肌菌を増やしてくれる成分を配合した化粧水などのスキンケアアイテムを使えば、美肌菌が日中も寝ている間も、1日中美肌のために働き続けてくれます。また、美肌菌は雑菌が肌に定着することを防ぐ働きもあるので、この時期気になるマスクニキビも防いでくれますよ。
もちろん肌荒れや敏感肌の人も心配ありません。美肌菌は私たちの肌に元々存在しているものなので、これまで「敏感肌だから高効果が期待できるスキンケアを諦めてきた」という人も、安心して高いスキンケア効果を望めます。
敏感肌でも高い効果を諦めない!
これからは、美肌菌を味方につけた最先端スキンケアで、うるおいあふれる健やか肌を手に入れましょう。