
毎年さまざまなブランドから、新作の香水が誕生しています。当然、香りにもトレンドがあります。いつも同じ香水をまとうのではなく、ファッションと同じ感覚でトレンドを意識することが、フレグランスライフをより楽しむコツと言えます。
今年は香水の王道ブランドから、深みのあるしっかりとした香りが多く発売されています。また、バニラやキャラメル、プラリネといった、グルマン系と呼ばれるスイーツのような甘く強い香りも注目されています。
日本人の全体的な志向としては、ふんわりやわらかい香りが好まれることが多いのですが、今年はTPOに合わせた上でトレンドを取り入れて、一歩進んだフレグランスライフを始めてみませんか?
誰にも縛られず、自分自身を自由に、現代をまっすぐに生きる。昨年から始まった「#Me Too」運動の世界的な盛り上がりは、ファッション、そしてフレグランスの動きにも何かしらの影響を与えているようです。2018年のトレンドは、「自由」と「解放」。これらのキーワードをテーマにした中性的な香調のシプレー系、甘く強い香りのグルマン系、スパイシーでエキゾチックなオリエンタル系の香水が、さまざまなブランドから登場しています。
また、フローラル系やフルーツ系の香りは定番ですが、今年はそこに、どこか落ち着いた個性的で深みのある香りが増えています。たとえば、樹木系のオークモス、深く土のような香りのベチバー、墨汁の香りとも表現されるハーブのパチュリなど。これにより、ただ女性らしいイメージだけでなく、「一筋縄ではいかない」「見えないところに軸を持っている」といった印象がプラスされます。
こうした香水をまとうことで、トレンド感が出るだけでなく、自分自身もテーマを意識するようになり、内面の魅力も磨かれていくかもしれません。
今ドキの香らせ方はあくまで「さりげなく」「ふと動いた瞬間に」香らせるのが◎耳の後ろや手首につけると強く感じる香水でも、足首や下半身に少量使うことでさりげなく香らせることができます。