季節のトラブル

日焼けして肌がかゆい!かゆみがでたときの対処法

天気のよさに誘われて、海や山などレジャーに出かけたくなる季節。太陽の下で日焼けした後、肌がヒリヒリと痛むほかに、かゆみを感じることもありますよね。日焼けしたときのかゆみにはどう対処するのがよいのでしょうか。分かりやすくご紹介します。

くみこアレルギークリニック
向田公美子先生

日焼けで肌がかゆくなるのはなぜ?

地上に届く紫外線は、波長の長さの違いでUV-AとUV-Bに分けることができます。肌の表面に日焼けを起こすのは主にUV-Bで、毎年4月ごろから夏にかけて照射量が上昇します。

UV-Bに長時間さらされた肌は、まず「サンバーン」といわれる赤い日焼けを起こし、数日経つとメラニンが大量につくられて「サンタン」といわれる黒い日焼けになります。

サンバーンのとき、肌は炎症を起こしている状態。赤くヒリヒリと痛み、水ぶくれができることもあります。表皮の細胞が紫外線によってダメージを受け、十分な水分がキープできなくなっているため「肌のバリア機能」も低下しています。そのため、雑菌やホコリ、衣服のこすれなど、ちょっとした刺激にもかゆみを感じやすくなってしまいます。

日焼けで炎症やかゆみを起こしたときの対処法

肌が赤くなるほど日焼けをした後は、まず冷やして様子を見ることが大切です。濡れタオルを患部にあてる、冷たいシャワーをかけるなどの対処を行いましょう。冷やしても痛みが引かず、大きな水ぶくれができている場合は、皮膚科を受診してください。

かゆみが強いからと爪でかきむしると、バリア機能をいっそう低下させてしまいます。また、かきむしることで肌内部にヒスタミンというかゆみ物質がつくり出され、かゆみの悪循環になるともいわれています。このようなときは肌を清潔にしてから、かゆみ止めの薬を塗るのがおすすめです。

肌がデリケートなうちは新たな日焼けをしないよう、外出時の紫外線対策を忘れないようにしましょう。

肌のバリア機能を整えることも大切

日焼け後の肌はバリア機能の低下により、以前はなんでもなかった化粧品や日焼け止め、汗などが刺激となって、かゆみを引き起こしたりすることがあります。炎症が治まったらクリームやバームを塗り、肌の表面に油分の膜を張っておくとよいでしょう。その後はできるだけ刺激の少ない化粧水や乳液でうるおいを補い、肌のバリア機能を整えていきます。

日焼けした直後は、体力も一時的に低下している場合があります。いつもよりも多めに睡眠をとり、栄養バランスのとれた食事を心がけて、内側からのケアも忘れないようにしましょう。

日焼けで乾燥・炎症を起こした肌にも!かゆみ止め成分配合の塗り薬

日焼け後の肌は、バリア機能が低下していて刺激に弱い状態です。たとえかゆくても爪でかいたりせず、医薬品の塗り薬でやさしくケアしましょう。

IHADA(イハダ)のプリスクリードiは、炎症を鎮める2つの有効成分と、かゆみを抑制する有効成分を配合したクリームタイプの治療薬。顔や目元などデリケートな部位にも使いやすい、ノンステロイド、無香料・無着色です。

第2類医薬品

クリームタイプ治療薬イハダ プリスクリードi

容量/希望小売価格(税込)

6g/990円

[ 適応症 ]

皮膚炎、湿疹、かゆみ、かぶれ、ただれ、あせも、おむつかぶれ

かゆみ止め成分を配合した、ノンステロイド治療薬。適量をとりやすい先細チューブを採用し、目もとなど患部だけに塗りたいときに便利。テカらないクリームタイプです。

日焼け後の肌は炎症を起こしており、表面のうるおいが失われてバリア機能も低下しています。かゆみを感じやすくなっているので、このようなときに肌をかくと、バリア機能をますます低下させることに。強くこすったりせず、低刺激処方のかゆみ止めを塗るとよいでしょう。炎症が治まった後は保湿ケアを行ってバリア機能を整えていくことも、忘れないでくださいね。

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