「内部散乱光」の解析に成功したことで、資生堂は2つの新事実を発見。
さらに、40年以上にわたり研究しているコラーゲンとの密接な関係も解明しました。
「内部散乱光」の二大発見
資生堂は、最先端光学計測システムを使い、10〜80代の女性、300名以上の肌における「内部散乱光」の量を計測・解析。
そこで、新たに2つの新事実を発見しました。
年齢を重ねるにつれて「内部散乱光」は減少することがわかりました。加齢によって透明感が失われるのは、このためだったのです。
- 1 キメが整っている
- 2 角層の濁りがない
- 3 水分量が多い
- 4 メラニンが少ない
- 5 コラーゲン密度が高く、白い
これら5つの肌指標がバランスよく合わさることで、「内部散乱光」が多くなり、透明感の高い肌になっていきます。
*全顔画像計測システム内で
「内部散乱光」と「コラーゲン」の
密接な関係
5つの肌指標の1つである「コラーゲン」。
そのコラーゲンの“密度”は、「内部散乱光」の量に密接に関わっています。
今回の解明により、コラーゲンの密度が低いと「内部散乱光」は少なく、コラーゲンの密度が高いと「内部散乱光」は多いことがわかりました。
また、加齢や紫外線などの影響によりコラーゲンは白色から黄色に変化していきます。黄色いコラーゲンは、光を一部吸収してしまい、その分跳ね返す量が減って「内部散乱光」が少なくなります。
つまり、コラーゲンの密度を高め、コラーゲンの黄色化を抑制することが「内部散乱光」を増やし、透明感を高めることにつながるのです。
このように、加齢とともに低下する「内部散乱光」に対し、5つの肌指標を整えること、そしてコラーゲンサイエンスに強みを持つ資生堂は、コラーゲンを大切にしていくことで透明感のある肌に導くことに注力し、研究を日々進めています。