【いちご鼻の角栓ケア】除去方法からおすすめアイテム&メイクで隠す方法も
肌悩みの中でも特に気にしている人が多い「いちご鼻」! 気になるからといって、つい毛穴の角栓を無理やり出していませんか?
そこで今回は、いちご鼻のやってはいけないNG行動や効果的なスキンケア方法、いちご鼻をメイクで隠す方法、さらにおすすめのアイテムについてご紹介します。美容医療で一時的に治療したとしても、継続的なスキンケアは必須! まずは毎日のケアでできる対策方法として参考にしてみてくださいね。
教えてくれたのはこちら!
「美容の情報」編集担当
福本優子さん
美容部員とマーケティング経験を生かして「SNS」や「おしゃべり美容ラジオ」など資生堂のデジタル美容コンテンツを企画しています!
- 目次
「いちご鼻」の原因は?
そもそも、「いちご鼻」ってどうして発生するものですか?
「鼻の黒いポツポツが目立った'いちご鼻'は、毛穴の奥にある皮脂腺から過剰に分泌された皮脂と汚れが混ざり合い角栓となって詰まったり、酸化したりすることが原因で発生します」(福本さん)
角栓とは?
では、「角栓」はどのようにできるのでしょうか?
「角栓の正体は、毛穴の奥にある皮脂腺から過剰に分泌された皮脂と、毛穴の中に残ってしまった産毛や角片などといった不要な汚れが混ざり合ってできた塊です。お手入れ不足などにより肌表面の角層が乱れ、毛穴に詰まった汚れでふさがれてしまうと、皮脂がスムーズに排出されず毛穴に詰まってしまうのです。
また、メイクや肌の汚れはその日のうちにきちんと落とさないと、毛穴に汚れが溜まって角栓の原因に。疲れて帰った夜は、メイクを落とすことも面倒に感じたり、つい洗顔だけで済ませたくなったりする時もありますよね? けれど、洗顔料には、皮脂汚れや古い角層を落とす役割がありますが、油性成分を多く含むメイクを落としきることはできません。メイクとなじみやすい洗浄成分が配合されているクレンジングを使ってしっかり落とすことが重要なんです。美肌のための第一歩である「汚れを落とす」ケアは、手を抜かないように心がけていただきたいですね」(福本さん)
無理やり取ろうとしてない!? 「いちご鼻」のNG行動
「いちご鼻が気になるからといって、下記のようなケアを行っていませんか? そこで、いちご鼻の悩みをより大きくしてしまうNG行動をまとめてみました。思い当たる項目はないですか? チェックしてみてくださいね! 」(福本さん)
<NG✅>ゴシゴシ洗う
黒ずみをゴシゴシ洗って取ろうとすると、必要な皮脂も落ちるうえに毛穴の周りの角層が乱れ、肌を守るバリア機能が低下して乾燥の原因に。洗顔をする時は指の腹を使ってやさしく洗いましょう。
<NG✅>必要以上に何度も洗顔をする
皮脂のベタつきが気になって1日に何度も洗顔すると、必要なうるおいまで奪われてしまい、肌がうるおいを守ろうとはたらきから、皮脂分泌が過剰になることがあるので注意しましょう。
<NG✅>角栓を押し出す
指や爪を使って無理やり角栓を押し出そうとすると、肌を傷めるだけでなく、さらに毛穴が開いてしまうことも! 開いた毛穴には皮脂が余計につまりやすくなるので、押し出すのはやめましょう。
<NG✅>ピールオフパックを毎日使う
落としきれない古い角質・毛穴汚れを取り除くピールオフパックは、商品が提示している適正回数を守ることが大切です。過剰なピールオフは肌への負担に繋がり逆効果になることも...また、ピールオフパックを使用する場合は使用後、しっかり保湿して、肌をなめらかに整えることも重要なポイントですよ。
「いちご鼻」のスキンケア方法&おすすめアイテム
ここからは、いちご鼻のスキンケア方法として、「いちご鼻の毛穴のつまりを除去」「毛穴が気になる肌をキュッと引きしめる」の2つにわけてご紹介♪ さっそく実践して、つるつる肌をめざしましょう!
■【方法】いちご鼻の毛穴のつまりをしっかり除去しよう!
①「蒸しタオル」で毛穴汚れを落としやすくする
②おすすめアイテム「クレンジング」でスッキリ落とす
③おすすめアイテム「ふきとり化粧水」でつるんとした肌に
■【方法】過剰な皮脂や毛穴が気になる肌をキュッと引きしめよう!
①おすすめアイテム「収れん化粧水」で新たな角栓づまりを予防
【方法】いちご鼻の毛穴のつまりをしっかり除去しよう!
①「蒸しタオル」で毛穴汚れを落としやすくする
クレンジングや洗顔の前に、蒸しタオルを取り入れるのもおすすめ。蒸気で肌表面がふやけて柔らかくなるので
✅毛穴が広がり、固く詰まった角栓が浮き上がりやすい
✅その後の洗顔で毛穴の奥から汚れがスッキリ落とせる
などのメリットが期待できますよ!
<「蒸しタオル」の方法>
「手間なく簡単に蒸しタオルケアを行いたい方は、私も実践している簡単な方法を伝授!! お風呂に入った時、熱めのお湯にタオルを浸してぎゅっと絞ったら完成! おしぼりを作るイメージです! 即席で簡単に作れますのでぜひトライしてみてくださいね」(福本さん)
②おすすめアイテム「クレンジング」でスッキリ落とす
「毛穴につまった皮脂やメイク汚れはその日のうちにしっかオフすることが大事。クレンジング料は、毛穴の奥の汚れをしっかり溶かし出してくれるタイプのものをチョイスすると◎! いちご鼻になりやすい小鼻は、中指と薬指の指先を使って、クルクルとやさしく円を描くようにすると、汚れが浮きやすくなります。ただし、力の入れすぎや長時間クルクルしすぎるとかえって肌の負担になるので要注意です」(福本さん)
おすすめクレンジングはこちら
<福本さんイチオシ!>
温感タイプで毛穴の奥の汚れまでしっかり落とす「ホットクレンジング」
肌にくるくるとなじませるとじんわり温かくなるジェル状のホットクレンジング。肌を解きほぐすようにメイクや毛穴の汚れを絡め取り、浄化。湯船につかる時間がない時などにも汚れを落としやすくしてくれるので便利です。
「春夏秋冬、1年中愛用しているメイク落としジェルです。あったかいジェルが肌に触れた瞬間、1日頑張った肌と自分が解放される気分になります。すこし重いジェルが汚れとなじんだら、じゅわーと汚れを浮き上げてくれ、ぬるま湯ですすげばぬめりを残さず落としきってくれます」(福本さん)
くすみ汚れ・ごわつきすっきり落とす「温感メイク落とし」
ホットジェルが、肌本来のうるおいを守りながら、メイク汚れとともに、くすみやごわつきの元となる不要な角層まで、やさしい使い心地で取り去ります。温感タイプで、心地よくクレンジングが可能に。
毛穴の黒ずみも溶かし出す「クレンジングオイル」
黒ずみクリア高洗浄オイルベースにより、毛穴の黒ずみも溶かし出し、透明感のある肌へと導きます。メイクをすっきり落としつつ、うるおいをキープする使用感も◎。
③おすすめアイテム「ふきとり化粧水」でつるんとした肌に
「洗顔後に『ふき取り化粧水』をプラスするのもおすすめです。メイク落としや洗顔で取り切れなかった汚れやざらつきのもとを除去して肌を柔軟につるんと整えてくれますよ」(福本さん)
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洗顔後の素肌を浄化する「ふき取り化粧水」
とろみのある浄化液が、放っておくとサビのように残る皮脂や、透明感の妨げとなる不要な角層をコットンでやさしくふき取ります。瞬時にスッキリとしたクリアな肌に整え、次に使う化粧水のなじみも良くします。
素肌の汚れをきれいに落とす「ふき取り用の化粧水」
資生堂のロングセラー。コットンに適量を含ませ肌をふき取ることで、すっきりと汚れをオフ。毛穴が気になる時はもちろん、朝の簡単な洗顔に使用することも可能です。
【方法】過剰な皮脂や毛穴が気になる肌をキュッと引きしめよう!
①「収れん化粧水」で肌を引きしめ新たな角栓づまりを防ぐ
「角栓は、一度除去しても再びできてしまいがち...。再びいちご鼻で悩みたくないなら皮脂の分泌をコントロールし、うるおいを与えてキメを整える『収れん化粧水』を取り入るのがおすすめです。過剰な皮脂を抑え、新たな角栓づまりを防ぎましょう」(福本さん)
おすすめ「収れん化粧水」はこちら
<福本さんイチオシ!>
毛穴が気になる肌を引きしめクリアな肌に導く薬用美白「収れん化粧水」
毛穴が気になる肌をキュッと引きしめ、ツルっとした肌に導きます。余分な皮脂を吸着するパウダーがベタつきや化粧崩れを防ぐので、過剰な皮脂が気になる時にも◎。
「いちご鼻を防ぐなら、スキンケアにこの収れん化粧水を取り入れてみてください。過剰な皮脂を抑えて肌をさらさらに保ってくれますよ。乳液の後、パッティングしながら肌に広げればOK! パッティングするときは、「コットン」や「パッティング用スポンジ」を使って、風を送り込むようにパタパタしてくださいね!」(福本さん)
毛穴が気になる肌を引きしめるミスト状収れん化粧水
美容成分を含んだジェリーがミストに変化し、真夏の肌を快適に守ります。日中の汗、皮脂によるベタつき、毛穴の目立ちに。シュッとするだけで、ひんやりと心地よく肌を引きしめ、みずみずしい肌に整えます。メイクの上からも使えるので、お化粧直しにも◎!
「いちご鼻」を隠すメイク方法&おすすめアイテム
しっかりお手入れしていても、どうしても気になるいちご鼻があるなら、ベースメイクで隠すのも◎。毛穴をカバーするだけでなく、過剰な皮脂を吸着してくれる下地やファンデーションがおすすめです。いちご鼻を隠そうとファンデーションを厚塗りすると、皮脂崩れしやすくなり、さらに毛穴詰まりの要因になるので気をつけましょう。
■いちご鼻を隠すベースメイクの方法
■いちご鼻を隠すおすすめメイクアイテム
いちご鼻を隠すベースメイクの方法
①部分用下地を塗って毛穴をフラットに
✓「毛穴補正効果」がある部分用化粧下地を指にとる。
✓小鼻やTゾーンなど、毛穴の開きやテカリが気になる部分にくるくるとすりこむようになじませる。
「顔の中心部分がつるんとした印象になると肌全体がキレイに見えるので、ほおの上部などをキレイに整えていただくとGOODです!」(福本さん)
②下地を塗って土台をつくる
✓化粧下地を、顔の内側から外側に向かってすべらせるようになじませる。
③スポンジでファンデーションを塗る
✓顔の内側から外側に向かってファンデーションをのばす。
✓フェイスラインはスポンジをすべらせてスーッと塗るのがおすすめ。
✓目元や小鼻など細かいところは、スポンジを軽く2つに折るように斜めに持ってムラなくのばす。
「毛穴の黒ずみが気になる部分は、皮脂崩れをしやすいので、ファンデーションのつけすぎに要注意です!」(福本さん)
④小ブラシでおしろいをなじませる
✓小回りのきくブラシにおしろいをふくませる。
✓Tゾーンやほおなど毛穴やテカリが気になる部分にふんわりとなじませれば軽い仕上がりに。
「おしろいやフェイスパウダーは内臓されたパフを使用するのもOKですが、今回は小回りの利きやすい小さ目のアイシャドウブラシをチョイス。ツールを賢く使うと仕上がりに差がでますよ。」(福本さん)
いちご鼻を隠すおすすめメイクアイテム
小鼻のテカリ・よれを防ぐ。毛穴つるん「美容液下地」
毛穴カバー&テカリレス処方で余分な皮脂を抑えてテカりを防ぎながら、毛穴を補正してつるんとした仕上がりに。
毛穴が目立たない肌に導く「化粧下地」
シルクのようななめらかな使用感で、小じわ・毛穴・凹凸など、大人の肌悩みをソフトにカバー。テカリやべたつきも防ぎ、なめらか肌が持続します。
色ムラ・テカリ・毛穴を目立たせない「下地効果つき朝用乳液」
「おしろい効果」でテカリをおさえ、毛穴を隠して透明感をアップ。乳液やUVカット効果もあるので、化粧水の後はこれ1本でファンデーションへと進めます。
<福本さんイチオシ!>
いちご鼻カバー&素肌っぽさを両立する「パウダリーファンデーション」
ひと塗りで毛穴やいちご鼻や色ムラをふんわりカバーし、まるで素肌そのものがキレイかのような仕上がりに。まるで何もつけていないかのような軽いつけ心地も魅力です。 ▶︎「専用ケース」はこちら
「素肌感を残してくれるのに、しっかりカバーしてくれるところが◎。パウダーがなめらかなので、肌への密着度が高く、皮脂崩れしやすい方におすすめしたいファンデーションです!」(福本さん)
透明つや肌が続く、毛穴レス「ルースパウダー」
うるさらセンサーパウダーがテカリや乾きを感知して水分をコントロール。毛穴をサッとカバーして、テカらないのに真珠のような透明つや肌に仕上げます。
▶︎専用ケースはこちら
パウダーをなじませるのにも◎のアイカラーブラシ
丸みをもった斜め形状が特徴的なブラシ。顔の凹凸や細かい部分にもしっかりフィットするので、アイシャドウはもちろん、パウダーやハイライトをなじませる時にもおすすめです。
生活習慣を改善! 「いちご鼻」にならないためコツ
いちご鼻になりにくい、すこやかな肌を保つためには、栄養バランスのとれた食事や質のいい睡眠など、生活習慣の見直しも大切です。
【コツ①】 いちご鼻をつくらない理想の食事とは?
避けたい食品
皮脂の過剰分泌につながる「糖質」と「脂質」の摂りすぎに注意しましょう。糖質を多く含むごはんやパン、甘いもの、揚げ物などは、なるべく量を減らすことを心がけるのがおすすめです。
積極的に取り入れたい食品
積極的に取り入れたいのは、皮脂の分泌を適正に保つ「ビタミンB2」と「ビタミンB6」、ターンオーバーをサポートしてくれる「ビタミンA(β-カロテン)」。なお緑黄色野菜などに含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変換されて働きます。
・ビタミンB2が豊富な食品
レバー(豚・牛)、バナナ、牛乳・乳製品、納豆
・ビタミンB6が豊富な食品
バナナ、ささ身、鮭
・ビタミンA(β-カロテン)が豊富な食品
うなぎ、にんじん、かぼちゃ
【コツ②】 すこやか美肌に導く睡眠とは?
睡眠は心と身体の疲れをとるだけではなく、日中に受けた肌ダメージを修復するためにも欠かせないもの。一定の睡眠時間が確保しにくい人は、下記の習慣を取り入れることで、短い時間でも良質な睡眠をとることができますよ。
寝る前はリラックスして過ごす
脳が興奮すると、寝つきが悪くなってしまいます。寝る前は軽いストレッチをしたり、ヒーリング音楽を聴いたり、心と身体が落ち着くことをして過ごしましょう。
「いちご鼻」にとってNG行動は今すぐストップ! ご紹介したケアを取り入れて、黒ずみの気にならないツルツル肌をめざしましょう♪
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