美容の情報

最新トレンドやハウツー記事、お肌のチェックなどキレイに役立つ美容の情報が満載。

2019/11/29

抜け毛、ベタつき、パサつき...どうしたらいい?悩み別ヘアケア方法

抜け毛、ベタつき、パサつき...どうしたらいい?悩み別ヘアケア方法

抜け毛や髪のベタつき、パサつきなどの髪の悩み...。一体、何が原因なの? どんなお手入れをしたらいい? 悩み別にヘアケアの方法を資生堂の研究員が解説します。

美しい髪の象徴「キューティクル」ってどこにあるの?

悩み別ヘアケアの前に、まずは美しい髪の秘密についておさらいしましょう! 美容室やシャンプーのCMなどで耳にしたことのあるキューティクル。それって髪のどの部分でどんな役割があるのでしょうか?

髪の毛の構造ってどうなっているの?

1本の毛髪は、外側から中心に向かって3つの層からなり、一番外側をキューティクル、中間部をコルテックス、中心部をメデュラといいます。それぞれの役割をご紹介します。

つやとして見える「キューティクル」

キューティクル(毛小皮:毛表皮)は、毛髪の表面をおおっている部分。外部の刺激から毛髪内部を守り、コルテックスのタンパク質や水分が失われないように働くと同時に、髪につやを与えています。根もとから毛先に向かってウロコ状(紋理)に重なり合い、1枚の細胞は非常に薄く、通常6~8枚が密着した層をなしています。健康な髪は、紋理が規則的に整った波状をしていますが、傷んだ髪は乱れています。主成分は、イオウ含有量の多いケラチン(硬質タンパク質)で、色は無色透明。硬い反面、もろくて摩擦に弱いため、無理なブラッシングや乱暴なシャンプーによって傷ついたり、はがれやすくなったりします。
ヘアアイロンではキューティクルが溶けることも。さらに傷んでキューティクルのほとんどがはがれてしまうと、内部のタンパク質が流出し切れ毛や枝毛の発生しやすい状態に。

しなやかさを左右する「コルテックス」

コルテックス(毛皮質)は、キューティクルの内側にあり、毛髪の85~90%を占めています。紡錘形をした繊維状のケラチンタンパク質の集合体で、弾力性に富み、コルテックスの状態によって、毛髪の性質(太さ、硬さ、強さなど)が決まります。通常12~13%の水分を含み、この水分量が毛髪のしなやかさを左右します。メラニン色素を含み、その種類によって毛髪の色を決めている部分でもあります。薬品の作用を受けやすく、パーマ剤の影響でタンパク質が溶けだしたりすることもあり、つやがなくなったり、水分調整機能が低下することもあります。

毛髪の芯となる「メデュラ」

メデュラ(毛髄質)は、毛髪の芯にあたり、空気を含んでいるため空洞となった蜂の巣状の細胞が並んでいます。鉛筆の芯のように完全につながったものや、ところどころが切れているもの、まったくないものなど、その形状はさまざま。一般的に太い毛髪ほどメデュラが多く、うぶ毛や赤ちゃんの毛髪にはありません。

日本人の髪の太さの平均値は、0.07mm~0.10mm。そこに3つの層が凝縮しています。よく耳にするキューティクルはもっとも外側にあって、つや・光沢に関わる部分。とてももろいため、傷つけないようていねいにケアすることが重要です。

悩み別ヘアケア〜抜け毛、薄毛〜

「髪のボリュームがなくなってきた気がする」。それは年齢とともに感じやすい抜け毛、薄毛、髪の細りによるものかも...。
「ヘアスタイルの持ちが悪い」「髪が細くなった気がする」「抜け毛が増えた」、そんな変化を感じたら。それぞれの原因とお手入れのポイントをご紹介します。

薄毛、抜け毛、髪の細り

【原因】
頭皮や毛根の新陳代謝の低下が考えられます。髪が生まれるヘアサイクルが乱れている可能性も。また、頭皮が硬くなっている場合は、乾燥などによる頭皮の水分量の低下も関係しています。

【お手入れのポイント】
育毛料を使って、頭皮のモイスチャーバランスを整え、ヘッドマッサージをして新陳代謝を高めましょう。あわせて、ハリ・コシ用のヘアトリートメントやスタイリング剤を使うと効果的です。また、ヘアケアとともに、毛髪のもととなるたんぱく質をとり、バランスのよい食事を心がけましょう。十分な睡眠をとってストレスを避けるようにすることも大切です。

悩み別ヘアケア〜べたつき・フケ〜

つい忘れがちですが、頭皮も皮ふの一部。乾燥やべたつきをおこします。それが頭皮のトラブル、フケやかゆみにつながることに...。
顔の肌だけでなく、頭の肌にも感じやすい「乾燥」や「べたつき」。それらは頭皮特有のかゆみやフケといったトラブルにつながってしまいます。それぞれの原因とお手入れのポイントをご紹介します。

頭皮が脂っぽくべたつく、かゆみ

【原因】
皮脂やホコリ、さらにヘアスタイリング剤などが汚れとなって毛穴につまっている状態が考えられます。また、頭皮の皮脂が刺激物に変化することでかゆみを発生させるもとになります。

【お手入れのポイント】
シャンプーで洗髪をして、頭皮の汚れや余分な皮脂を取り除き清潔にします。ただし、皮脂の取り過ぎは頭皮の乾燥の原因となるため、洗髪後に育毛料などで頭皮を保湿することをおすすめします。

フケ(乾性・脂性)

【原因】
頭皮も皮ふの一部なので、皮ふ同様に肌あれをおこし生まれ変わりが乱れると、正常より早いスピードで角層細胞が剥がれ落ちます。正常な細胞が約2週間角層にとどまった後に剥がれ落ちるのに比べ、フケになる細胞は7~8日と短期間で、若い細胞まで剥がれ落ちてしまいます。生まれ変わりを乱すものは乾燥や、頭皮の汚れ、ストレスなどが考えられます。

【お手入れのポイント】
フケには2種類あります。ひとつは「乾性のフケ」で皮脂分泌量の少ない人に見られる、サラサラとした小さなフケです。もうひとつは「脂性のフケ」で皮脂分泌量の多い人に見られる湿った大きなフケです。
乾性のフケのお手入れは、頭皮、毛髪を清潔に保ち、水分、油分を補って乾燥を防ぐのがポイント。頭皮にうるおいを与えるような頭皮用トリートメント、育毛料などを使います。頭皮の血行を促し、皮脂の分泌を高めるためにヘッドマッサージを習慣づけましょう。
脂性のフケのお手入れは、さっぱりした洗い上がりのシャンプーを使い、頭皮、毛髪を清潔に保つのがポイント。育毛料もさっぱりしたタイプのものがおすすめです。
どちらの場合も、強いブラッシングや爪をたててかくことは、頭皮を傷つける原因となるので避けましょう。

ヘアケアは、つい髪そのものをケアすることを考えがち。でも、髪の生まれてくる場所は顔ともつながっている皮ふである頭皮です。顔の肌と同じように、うるおいを与えたり余分な皮脂を取り除くことで、健やかな状態を保つように心がけましょうね。

悩み別ヘアケア〜パサつき・紫外線ダメージ〜

ヘアカラーやパーマをくり返したり、無防備に紫外線を浴び続けたり。髪は知らず知らずにダメージを受けています。
「髪がごわつく、パサつく」といった手ざわりや「つやがない」といった見た目で感じる髪のダメージの大きな原因には、パーマやヘアカラーなどによる化学的なものと、紫外線などによる環境的なものがあります。それぞれの原因とお手入れのポイントをご紹介します。

パサつき、つやのなさ

【原因】
ヘアカラーやパーマをくり返すことで髪の内部にダメージが発生した髪は、水分量を保つ機能が低下します。そのため空気が乾燥してくると、髪内部に水分をキープすることができなくなり、パサつきを感じるようになります。また1カ所に長時間熱をあてたり、乾かしすぎるなど間違ったブローを行うと、髪表面のキューティクルの浮きやめくれが起こる場合があり、見た目が白っぽく粉をふいたように見え、つやのない状態に。

【お手入れのポイント】
しっとりした洗い上がりのシャンプーやトリートメントを使って、髪にうるおいを与えましょう。ヘアカラーやパーマの後は、より髪を丁寧に扱い、十分なお手入れをします。ブラッシングやブローの前には、洗い流さないトリートメントなどを使い、過度な刺激や摩擦を与えないように気をつけてください。

髪や頭皮の紫外線による日やけ

【原因】
紫外線を長時間浴びると、髪も頭皮も日やけしてダメージを受けます。髪は、紫外線によってたんぱく質が壊され、もろく傷つきやすくなったり、赤茶けた色になったりします。同時に水分が奪われ乾燥が進行。また、同じ紫外線でもプールや海など髪がぬれた状態で浴びると、たった1日でもダメージを実感します。
一方、頭皮は日やけすると、茶色から赤色になり、赤色の場合はやけどに近い状態に。主に地肌の露出が多い、分け目の部分などに見られます。

【お手入れのポイント】
髪を紫外線から守るには、海やプールなどのレジャーで長時間浴びる場合は、事前に紫外線防止効果のある洗い流さないトリートメント剤をつけておくとよいでしょう。髪についた水分はタオルなどでこまめにふきとることもポイント。また日ごろから帽子や日傘を使って紫外線を防ぎましょう。
頭皮が日やけしてしまった場合には、育毛料を使って頭皮のモイスチャーバランスを整え、ヘッドマッサージを行って新陳代謝を高めるようにします。

髪のダメージをすこしでも減らすために。乱暴なシャンプーや無理なブラッシングは髪の大きな負担になってしまうのでNG。また髪を乾かすときは、タオルドライを十分にするとドライヤーを使う時間が短くてすみ、髪へのダメージが少なくなりますよ。日ごろからのていねいなケアが美しい髪を保つ近道です。参考にしてみてくださいね!

●当記事の情報は、プレゼンターの見解です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。

この記事を読んだ人がチェックしているアイテム
この記事が気に入ったら
シェアしよう
  • FBシェアボタン
  • Twitterシェアボタン
資生堂研究員

資生堂研究員

研究員

資生堂の研究開発は1916年に始まり、品質と安全を最優先に、最新の皮膚科学と処方開発技術に基づいて開発を実現してきた。世界中の化粧品開発者が目標にする研究発表会「IFSCC」では、世界最多の受賞。
http://www.shiseidogroup.jp/rd/

この記事を読んでいる人は これも読んでいます

ホーム > ワタシプラストップ > 美容の情報 > 抜け毛、ベタつき、パサつき...どうしたらいい?悩み別ヘアケア方法