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2021/06/07

抜け毛の悩み...どうしたらいい?おすすめシャンプー&ヘアケア方法を資生堂の研究員が解説

抜け毛の悩み...どうしたらいい?おすすめシャンプー&ヘアケア方法を資生堂の研究員が解説

なんだか最近、抜け毛が増えてきた気がする...。でも、一体何が原因なの? どんなお手入れをしたらいい? シャンプーは何を使えばいいの? そこで今回は、抜け毛の原因やおすすめのアイテム、ヘアケア方法を資生堂の研究員が解説します。

<目次>

髪の毛は1日にどれくらい抜ける?

平均約10万本といわれる毛髪のうち、1日70~120本ほどの抜け毛は、髪が生まれ変わるための自然現象なので心配ありません。しかし、さまざまな原因で抜け毛の本数が増えてしまうことも...。次に抜け毛の原因を見ていきましょう。

抜け毛の原因とは?

原因① 頭皮のトラブル

皮脂やアカ・皮脂に付着したホコリなどをそのままにしておくと、毛穴がつまり、毛髪の成長を妨げて抜け毛が増えることがあります。 フケが多くなると、毛穴をふさぎ、毛根の先端にある毛細血管の働きが鈍くなるため、抜け毛の数が増えます(毛根とは、頭皮(とうひ)内部にある部分の髪のこと)。血行不良も毛根に充分な栄養が行きわたらず、正常なヘアサイクルが保てなくなり、抜け毛につながります。

原因② ホルモン

薄毛などは、男性ホルモンの分泌と深く関わり、前頭部から頭頂部(とうちょうぶ)に向かった部位が脱毛しやすくなることから起こります。 妊娠中は、女性ホルモンが大量に分泌されるため、成長期の毛髪が増えます。産後にホルモンの分泌が元に戻ると、増えた毛髪がいっせいに休止期に変化し、抜け毛が目立つようになります。これは産後特有の生理現象で、半年程度でおさまります。

原因③ 年齢、季節

一般的に年齢と共に抜け毛は増え、50~60代になるとさらに抜け毛の本数が増えます。 また、季節によっても抜け毛の数は変化し、秋(9・10・11月)になると抜け毛が多くなります。これは、夏の紫外線や暑さで頭皮(とうひ)に軽い炎症が起き、これが障害となって、毛髪の成長が阻害され、抜けていくためといわれています。

原因④ ヘアスタイル

ポニーテールなどのように、髪をひっつめたヘアスタイルを長く続けていると、毛髪が一定方向に引っぱられるため、毛根部の皮ふへの結びつきが徐々に弱まり、部分的に抜けやすくなります。

原因⑤ストレス、その他

強いストレスなどが原因となって、抜け毛になることがあります。いわゆる円形脱毛症に代表される病的な抜け毛も、ストレスが原因といわれています。 このほかに、無理なダイエットによる抜け毛などもあります。

抜け毛対策① シャンプー&ヘッドマッサージを習慣に!

気になる抜け毛の対策には、日々のお手入れが大切です。まずは頭皮や毛髪を清潔に保つため、毎日シャンプーすることを心がけましょう。また、シャンプー後に育毛料を使って、頭皮のモイスチャーバランスを整え、ヘッドマッサージで血行をよくして新陳代謝を高めるのもおすすめ。あわせて、ハリ・コシ用のヘアトリートメントやスタイリング剤を使うと効果的です。

抜け毛に! 正しいシャンプーの方法をチェック

【POINT1】こすり洗いは厳禁! シャンプーの泡立て方

まず、ブラッシングで髪の絡まりをとり、ぬるま湯で髪全体を十分に流し、頭皮の皮脂や髪の汚れを落としましょう。

次に摩擦を防ぎ、頭皮の汚れを落としやすくするためも、手のひらでシャンプーをしっかり泡立てて。シャンプーにお湯と空気を含ませることを意識して混ぜると、もこもこの泡ができますよ。髪をこすり合わせてゴシゴシと乱暴に洗うのではなく、指の腹で頭皮を揉むように洗いましょう。

【POINT2】すすぎは3分を目安にしっかりと!

すすぎが足りないと頭皮にシャンプーや汚れが残り、トラブルの原因に。洗い流す時間のベストは3分。少し長く感じるかもしれませんが、清潔な頭皮を保つために意識していきましょう。

髪を洗う時は、38℃くらいのぬるま湯がおすすめ。熱いお湯だと必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮が乾燥する原因となるので、ぬるめのお湯で洗い流します。一度流したあと、襟足や首の後ろなど、すすぎのこしやすい部分をもう一度ていねいに洗い流してくださいね。

【POINT3】コンディショナーは髪の中間から毛先にかけて重点的に

コンディショナーを使う時は、髪が傷みやすい中間~毛先につけるようにしましょう。毛先を中心に揉み込み、粗めのくしや手でとかしながら全体になじませて。

トリートメントやヘアマスクをする場合は、蒸しタオルで髪を包み、5分ほど放置すると◎。この5分の差で、なめらかな手触りになりますよ。コンディショナーやヘアマスクもシャンプーと同様、洗い残しがあると頭皮ダメージにつながる可能性が。ぬめり感がなくなるまでしっかり洗い流すことも忘れずに。

\抜け毛対策におすすめのシャンプー/

デリケートな肌を守り、やさしく洗える低刺激シャンプー

豊かな泡立ちで、デリケートな頭皮を守りながら、刺激となる汚れや汗をやさしく除去。高保水性成分配合で、洗髪後にリンスを使用しなくても、きしまずなめらかな髪に仕上がります。

 

頭皮のうるおいを守って洗う低刺激設計のシャンプー

頭皮のうるおいを守りながら、汚れだけを落とすシャンプー。洗浄成分が肌に残りにくく、すっきりと洗い上げます。無香料・無着色・パラベン(防腐剤)無添加・鉱物油無添加・弱酸性など、敏感肌を考えた低刺激処方で、頭皮をすこやかに保ちます。

 

\抜け毛対策におすすめの育毛剤/

アデノシンが直接届いて発毛を促す、女性向けの薬用育毛剤

女性の毛髪の生まれかわりやヘアスタイルなどに着目し、女性向けに開発。生体内薬用成分「アデノシン」が、発毛を促進。さらに、ハリ・コシを与える髪保護成分、和漢植物保湿成分(サンショウエキス)も配合。頭皮マッサージしながらなじませるのがおすすめです。

 

ハリ・コシのある髪を生み育てる女性用育毛エッセンス

ナリシング(血行促進・毛母細胞の活性化)、クリーン(ふけ・かゆみを防ぎ、清潔に保つ)、バランシング(抜け毛予防)、3つのスカルプバランシング効果により、毛母細胞と頭皮へはたらきかけ、抜け毛を防ぎ、輝きのある濃く美しい髪を育てます。抜け毛予防はもちろん、病後・産後の抜け毛予防にも。

 

ふんわりとした黒髪を育む薬用育毛美容液

頭皮になじませるとスーッとするテクスチャーで、すっきり心地よくマッサージできるアイテムです。習慣にすることで、ツヤのあるふんわり髪に導きましょう。香りのよさや、パッケージの可愛らしさも◎!

 

抜け毛対策② 生活習慣の見直しを!

抜け毛をケアするには、シャンプーや育毛剤でヘアケアを行うと同時に、ライフスタイルの見直しも欠かせません。

毛髪のもとになるたんぱく質や、血行を促進するビタミンE(玄米・胚芽米・紅花油・ごま・アーモンドなど)、毛細血管を丈夫にするビタミンP(柑橘類の果皮・日本そば・ピーマン)をとり、バランスのよい食事を心がけましょう。また、十分な睡眠をとり、ストレスを避けることも重要です。



抜け毛の悩みは、毎日コツコツとケアを続けることが大切に。ていねいなシャンプーや頭皮マッサージを取り入れて、健康的な髪をキープしてくださいね。


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photo:shutterstock
●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。

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資生堂研究員

資生堂研究員

研究員

資生堂の研究開発は1916年に始まり、品質と安全を最優先に、最新の皮膚科学と処方開発技術に基づいて開発を実現してきた。世界中の化粧品開発者が目標にする研究発表会「IFSCC」では、世界最多の受賞。
http://www.shiseidogroup.jp/rd/

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