資生堂の美容情報メディア
2026/04/02

女性ホルモンと肌の関係って?生理周期に合わせた肌荒れ対策

生理周期に合わせた肌荒れ対策

生理周期を司る「女性ホルモン」の影響で、肌のコンディションはアップダウン。生理前はいつも肌荒れで悩み続けている…そんな人も少なくないはず。

そこで今回は、女性ホルモンと肌の関係、さらにはスキンケア選びのポイントについて資生堂研究員の合津陽子さんにお聞きしました。

資生堂の研究開発員

資生堂の研究開発員

品質と安全性を最優先に、これまで培ってきた皮膚科学研究の強みを活かし、生涯を通じて一人ひとりの健康美を実現するためのソリューション開発に取り組んでいます。

INDEX

2つの女性ホルモン

女性の肌、心、身体の状態は生理周期に合わせて、約1カ月の周期で変動しています。
そして、そこには「卵胞ホルモン(エストロゲン)」「黄体ホルモン(プロゲステロン)」という2つの女性ホルモンの分泌が大きく影響しています。

卵胞ホルモン(エストロゲン)
〇月経後、排卵に向かって分泌・増加し、月経の直前に急激に減少
〇ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進

 黄体ホルモン(プロゲステロン)
〇排卵後、黄体が形成されてから次の月経直前までに分泌
〇皮脂分泌を活発化

生理周期による肌・心・身体の変化をチェック♪

月経開始後、肌はホルモンバランスの影響で約2週ごとに変化します。

月経があるとホルモンバランスの影響で肌は約2週ごとに変化する
(出典:資生堂社)

ぜひ、ご自身の日常と照らし合わせてみてください。

月経期(月経開始の週)
☑ 受精が起きないと、子宮内膜が血液とともに排出。
☑ 心身の状態は不安定に。生理痛に加え、血液循環の悪さからむくみやだるさを感じることも。
☑ 生理後半にさしかかると肌は安定。

卵胞期(排卵前の週)
☑ 基礎体温は低温期。女性ホルモンの中で卵胞ホルモン(エストロゲン)の量が相対的に高い。
☑ 心身がもっとも落ち着いた状態。
☑ 肌にハリやツヤがあり、肌の状態は絶好調な時期。

黄体期(排卵後~月経前の週)
☑ 基礎体温が高温期に入り、女性ホルモンのプロゲステロン量が増え、眠気が強い(約2週間)
☑ 疲れやすくイライラするなど、心身の波がある状態。
☑ むくみや便秘などが起きやすく、人によってはPMS※症状が出る場合も。
☑ 肌がオイリー、ニキビ、肌荒れしやすいなどの不安定期。人によってほてりを感じることも。

このように女性ホルモンの変化に寄り添いながら、毎月同じサイクルを繰り返しています。感じ方や表れ方には個人差がありますが、生理周期に合わせて肌や心身がどう変化していくのかを知ることは、自分の身体を大切にする第一歩。日々のスキンケアや体調管理にも役立ちます。

※PMS(月経前緊張症候群):月経前にみられるむくみや頭痛、イライラ、眠気、だるさといった症状が複合的に現れる

新しいコスメを試すなら○○期♪ 生理周期に合わせたスキンケア選びを

新しいコスメを試すなら○○期♪ 生理周期に合わせたスキンケア選びを

以下のスキンケアアドバイスを参考にしてみてください。

✅黄体期(排卵後)は無理に新しいスキンケアに切り替えなくてもOK
PMS症状が出やすいこの時期は、弱酸性の肌が中性からアルカリ性へと傾きやすく、肌トラブルが起こりやすい状態。「早く肌荒れを何とかしなくちゃ!」と焦って新しいアイテムを使いたくなりますが、今は肌が不安定な時期。できるだけ刺激を避け、肌に負担をかけないケアを心がけましょう。

✅新しい化粧品を試すなら、「卵胞期」がおすすめ
逆に新たなアイテムへ見直したい場合は、この時がベター。肌がすこやかな状態なら、化粧品の使用感や効果もしっかり感じられるはず!

✅肌が不安定な時期の見直しには「低刺激設計」のアイテムが◎
低刺激設計のアイテムなら揺らぎやすい肌でも使いやすいのでおすすめです。
「一時的に変えたい」「生理中だけ使いたい」場合は、トライアルセットを差し替えて使うのもよいでしょう。生理周期に合わせて使い切れるのも嬉しいポイントです。

生理周期による肌の変化を知り、時期に合わせてスキンケアを選ぶことで、無理なく肌と向き合うことができます。「試す時期」と「守る時期」を意識して、自分のリズムに合ったケアを取り入れていきましょう。

ここからは、肌が揺らぎやすい時におすすめしたい「低刺激設計のスキンケア」をご紹介します。

アンバランスな肌をなめらかに整える「ⅾ プログラム」の化粧水&乳液

うるおいと皮脂のバランスを整える「アベンヌ」の化粧水&乳液

 

一時的にスキンケアを差し替えられる、トライアルセットもおすすめ!

ホルモンバランスを整えて、美肌をキープ

肌のためにはホルモンバランスと上手につきあうことが大切。とはいえ、不規則な生活やストレスなどで生理周期やホルモンバランスが乱れてしまうことも...。正しい食生活や睡眠などをとることで、正常な状態に戻すようこころがけましょう。また、日々忙しい女性が抱えがちなストレスも大敵。少しでもリラックスして過ごせるよう、こんなことを試してみては?

「香り」を使って不快な症状を和らげる

「香り」を使って不快な症状を和らげる

PMSのように様々な症状が複合している場合には、香りやマッサージで全身に働きかける方法はとても有効。実際に、ヨーロッパのアロマセラピーでは、セージやカモミールなどの香りが生理前の不快症状を和らげるとされ、昔から使われてきました。スイートオレンジの香りにも、不快症状の低減が認められています。

「マッサージ」の併用で効果アップ!

さらにマッサージとの組み合わせも、大きな効果が期待されます。月経前は血液の流れが悪くなりがちで、むくみやくすみを感じやすい時期。マッサージで血行をよくするだけでなく、そのケアしている時間を心や肌と向き合うリラックスタイムにできるといいですね。

香りに癒されるおすすめボディケアをご紹介します!

森林浴のように心地よいハンドクリーム

立ちのぼる森林浴の香りに心地よく守られて、みずみずしいうるおいで手もとを乾燥や手荒れから守ります。

 

<ハンドマッサージの方法>
ハンドクリームを塗る前に、まずは少量の化粧水を揉みこむようになじませながらマッサージ。その上からハンドクリームを塗り込むと、めぐりもよくなり、しっとりとした肌に!

 

ローズのアロマ効果にうっとり! 全身にも使えるオイル

オイルとエッセンスの2層効果で、肌をやわらかく整え、美しく上品なつやを与えるアロマオイル。顔だけでなく、髪やボディにも。揺らぎやすい時こそ、咲きたてのばらの香りに包まれて至福の時を。

周期的に訪れる不快な症状。なんとかしなきゃ! と頑張りすぎずに、まずは自分の生理周期や肌、心や身体の変化に耳を傾けてあげましょう。「今の時期はこうだから」と自分を理解した上で、香りやマッサージを味方にしながらやさしく乗り切っていけたらいいですね。

参考文献:資生堂ビューティーソリューション開発センター 著「化粧セラピー 心と身体を元気にする新しいちから」(日経BP社)

[あわせて読みたい記事]

▶︎【ニキビの原因って?】メカニズムと予防法を資生堂研究員が解説
▶︎肌荒れを防ぐ保湿ケアや洗顔方法って?原因&おすすめスキンケアも!


●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。

STAFF POST
Follow us !
Beauty Journey 公式SNS