皮ふ科医に聞く ミニ知識
乾燥やシミ・ソバカス、ニキビあと… 肌に関するお悩みはさまざま。気になる紫外線や、アンチエイジング対策など、ふだんの生活でできるスキンケアや肌トラブルへの心がまえについて、第一線でご活躍中の皮ふ科の先生にお聞きしました。
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敏感肌を防ぐ!アレルゲン対策

敏感肌を防ぐ!アレルゲン対策

アレルゲンが原因の肌あれから皮膚を守るためには?

○皮膚のバリア機能を高めましょう
洗顔時はこすらずに泡立ちのよい洗顔料をしっかりと泡立て、包み込むように優しく洗いましょう。紫外線によるダメージは皮膚の炎症を起こし、バリア機能の低下につながるため、紫外線対策は1 年中怠らないように。また、保湿をしっかりすることで、皮膚表面のきめが整い、バリア機能を高めます。
○アレルゲンに接しないように、万が一付着した場合はすぐに洗い流しましょう。
特に花粉症の時期は帰宅後に顔を洗顔してしっかり保湿しましょう。
○アレルゲンの付きにくい服装を
眼鏡やマスク、帽子などで皮膚にアレルゲンがつくのを防ぎましょう。またコートはウールや毛皮ではなく、表面がつるつるした素材のものが、花粉やダニなどのアレルゲンを払いやすいです。服やペットについた花粉は玄関の外で払ってなるべく室内に持ち込まないようにしましょう。
○天気予報に注意
花粉やPM2.5 の飛散時期・時間帯をチェックしましょう。また、紫外線は10 時から14 時ごろに強くなります。季節によっては日傘をさすなどして日やけ対策をしっかりしましょう。
○パッチテストでチェック
アレルギーの疑いがある場合は、パッチテストを行いましょう。

自分のアレルゲンを調べる方法

多くのアレルゲンがある中で、自分の体がどのアレルゲンに反応を起こしているか知るために、病院などの専門機関で行うアレルギー検査があります。アレルギー検査には、採血をする血液検査や、原因と思われるアレルゲンをシール状にして肌に貼りつけ反応を見るパッチテストなどがあります。
パッチテストをすると、アレルギーを持つ方は、肌に赤みやかゆみ・水ぶくれのような反応が現れます。その肌状態をみて、アレルギーがあるかを判断します。

原因究明にはパッチテストを!

そこで、病院で行うパッチテストの方法をご説明します。調べたい物質をつけた絆創膏を背中か腕に貼り、貼りつけたまま、2 日間後に再診して絆創膏をはがします。検査した部分にマジックで印をつけ、2 日後(48 時間後)、3 日後(72 時間後)、1 週間後の赤みやかゆみなど皮膚の反応を確認し、アレルギーの原因を判定します。病院にいく回数が多く、絆創膏を貼っている間は入浴ができない、汗をかく運動ができないなど、日常生活を送る上で注意が必要ですが、様々なアレルゲンを検査することができます。

自宅でできるアレルギー検査 「オープンパッチテスト」

化粧品などが原因で肌トラブルを起こしている可能性のある方は、自分で行うオープンパッチテストでアレルギー反応を確認することができます。

オープンパッチテスト1.前腕または上腕の内側の皮膚にパッチテストを行っている部分がわかるように、落ちにくい油性マーカーなどのペンを用いて直径約2cm の印をつけます(右図参照)。洋服などが汚れないよう点で印をつけるとよいでしょう。肌あれなどを起こしていると正確な判断ができないため、トラブルのない皮膚を選んでください。

2.その印をした内部に、肌トラブルの原因となっている疑いのある化粧品を塗布します。1 日2 回(朝と晩)スキンケアと同じタイミングで塗布しましょう。石鹸やシャンプーは水で100 倍に薄めたものをつけて、1~2分後に洗い流してください。

3.その後、塗布した部分に赤み・かゆみ・みずぶくれなどの反応がないか、肌状態をチェックします。

教えてくださったのは
敏感肌を防ぐ!アレルゲン対策|東京都 世田谷区 古畑病院  古畑由美子 先生

東京都 世田谷区

古畑病院 古畑由美子 先生

皮膚科専門医、アレルギー専門医、抗加齢学会専門医、栄養情報担当(NR)
東京世田谷にて開業83年の病院です。「いつくしむ介護」を理念とし、地域に密着した二次救急病院として「いつでもなんでも相談できる病院」を目指しています。皮膚科では湿疹やアトピーなど皮膚科全般の他、レーザーによるシミ治療、イオン導入、ボトックス、ケミカルピーリングなど自費診療の治療も行っています。皆様の皮膚のトラブルや悩みに少しでも助けになればと考えています。どうぞ気軽なお気持ちで足をお運びください。

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