ファンデーションののりが悪い!は
敏感肌のサインかも?
寒くなって肌が乾燥しているせいか、なんだか最近、ファンデーションののりが悪い……。と感じたら、それは肌の感受性が高まってきている状態、いわゆる「敏感肌」のサインかもしれません。
「敏感肌」には明確な定義がなく、現れる症状や原因には個人差があるのが大きな特徴。肌のバリア機能が低下しているため、少しの刺激にも反応してしまう肌状態のことを指します。主な症状としては、肌の乾燥によるかゆみや赤み、湿疹、ニキビ、季節の変わり目の急な肌荒れなどがあり、ひとつだけ出るというよりは複合的に肌トラブルが起きやすくなります。
秋冬の敏感肌……原因になりやすいのは「乾燥」!
かゆみやヒリつきを感じたり化粧のりが悪くなったりと、さまざまなストレスを引き起こす、敏感肌。その原因とは一体何なのでしょうか?
最初にお話したように、敏感肌の原因はひとつではありません。特定の物質にアレルギー反応を起こしてしまうことが原因のこともあれば、睡眠不足や食生活の乱れといった生活環境が原因で引き起こされる場合もあります。
なかでも秋冬の寒い季節に原因となりやすいのが、「乾燥」です。乾燥した肌は、肌の生まれ変わりであるターンオーバーに一時的な不調が起きるため、未熟な角層細胞がどんどん作られてしまいます。角層細胞が未熟なままだと、肌のバリア機能がうまく働かなくなるため、皮膚から水分が蒸発するのを防いだり外からの刺激を防ぐことができなくなったりして、肌の乾燥はますます進みます。
このように肌を守る機能が低下してしまった肌は少しの刺激にも敏感に反応してしまうため、肌荒れが起きやすくなるというわけなのです。
カサカサ、赤み…ファンデーションは
塗らないほうが良い?

肌が敏感な状態にあるとき、多くの女性が困るのがメイクの問題。とくにファンデーションについては、「化粧ノリも悪いし、何よりファンデーションが毛穴を塞いで皮膚呼吸できなくなって、余計に肌荒れが悪化しそう!」そんなふうに思っている人が多いかもしれませんね。
事実、資生堂が行った調査でも7割の女性がファンデーションに対して「肌に悪い」という印象を抱いていることが分かりました。
しかし、それは全くの誤解。資生堂の実験でファンデーションは「毛穴を埋めない」、「肌呼吸を止めない」ことが証明されているのです。ファンデーションは毛穴の表面に付着するので毛穴を塞いではいませんし、ファンデーションには肌に害を及ぼす成分は入っていません。また、粉末は肌の中に入り込めない大きさなので、ファンデーション自体が肌荒れの原因になることもありません。
むしろ、敏感肌症状がある時こそファンデーションは塗ったほうが良いと言えます。なぜなら、ファンデーションは肌を美しく見せるためだけではなく、紫外線や乾燥、ホコリといった外的刺激から肌を守る役割があるからです。
とはいえ、肌が敏感な時はファンデーションなら何でも良いというわけにはいきません。パラベン無添加、アルコール無添加、パッチテスト済みといったデリケート肌のことを考えた低刺激設計で肌に優しいタイプを選ぶのがおすすめです。最近は、薬用スキンケア処方のベースメイクアイテムで、肌荒れやニキビを予防しながら、化粧のりが悪い肌になじんで自然にカバーし、素肌まで綺麗に見せてくれる、ケアもキレイも両方叶うタイプのファンデーションも出ているので、試してみてはいかがでしょうか。
肌の調子が悪い時は、ケアしながら
肌も美しく見せてくれる薬用タイプの
ファンデーションが強い味方に!
スキンケアもオシャレも
同時に叶えてしまいましょう。