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第3回Pen編集部 佐藤俊紀氏 第1章 生命力を喚起するアルガンの香り。

<店主前曰>

本来なら今月は「乗り移り人生相談」の担当編集者、ミツハシが登場するところだったなのだが、日経BPの規定が厳しく、残念ながら出られなくなってしまった。ミツハシもさぞ落胆していることだろう。はるばる大阪からやってきた資生堂のビューティーコンサルタント、BC杉本さんもがっかりしていた。彼女は「乗り移り」の大のファンである。急遽、快くピンチヒッターをかって出てくれたのは「Pen」編集部のサトウ・トシキである。彼は連載「Salon de Shimaji」の担当編集者だ。わたしに似て大のシングルモルト・ラバーなのである。しかもトシキは若いのに数年前からSHISEIDO MENをちゃんと使っている。BC杉本さんの名刺には、厚生労働省認定 資生堂技能検定1級とある。今日はたっぷりSHISEIDO MENの正しい使い方を伝授していただこう。

シマジ 新幹線は混んでいましたか。

BC杉本 休日のわりには空いていました。

トシキ すごい。大阪からわざわざ出張していらっしゃったんですか。

BC杉本 はい。会社の命令とあれば、休日でもどこでも参ります。

シマジ やっぱり福原さんはいい社員を持っているね。こちらは有名な写真家の立木義浩先生です。

立木 よろしくね。いつでも福原さんに内緒で水着姿を撮ってあげるからね。

BC杉本 光栄でございます。福原にすぐ報告いたします。

立木 内緒、内緒の話だよ。

シマジ まずは杉本さんにその機器でトシキの肌の状態をチェックしてもらいますか。トシキ、これはやったことあるか。

トシキ ありません。この機器自体はじめてみました。杉本さんがわざわざ大阪から持ってきたんですか。

BC杉本 いえいえ。銀座から持ってきてもらいました。

トシキ これって痛くないですよね。

BC杉本 はい、痛くもかゆくもありません。

トシキ 思い出した。これ先月、セオさんがチェックしてもらってがっかりしたマシンですよね。

シマジ そうだよ。ものの数分でトシキの肌の状態が素早く分析されるスグレモノのマシンだ。

トシキ セオさんの判定はたしかEでしたよね。シマジさんはDでしたっけ。

シマジ そうだったかな。

数分後トシキの測定結果が冷酷に画面に現われた。

BC杉本 サトウさまはEでございます。

トシキ ショック!何もやらないセオさんと同じですか!

シマジ おまえは沖縄特集の取材で3週間くらい沖縄に出張していたんだろう。疲れが出てるんじゃないか。

BC杉本 たぶん沖縄で紫外線をたくさん浴びたのでしょうね。

シマジ Penは特集主義だから大変だね。

トシキ じつは出張のときうっかり忘れてSHISEIDO MENを持って行かなかったんです。ホテルにあったあり合わせの化粧品を使っていました。

BC杉本 そういう紫外線が強いところにこそSHISEIDO MENを持って行ってください。UVプロテクターをお持ちですか。

トシキ 持っていません。シマジさんは持ってますか。

シマジ 当然だろう。おれは日本のSHISEIDO MEN愛用者代表なんだぜ。ないものは1つもない。全部揃っているよ。ゴルフに行くときはスキンケアキットなる便利な可愛いセットがあるんだ。それにおれはヘアワックスを忘れない。ブラシは浅草の名門藤本虎のものだ。

トシキ ぼくは今回の出張は荷物が多くて忘れたんです。しかし驚いたな。SHISEIDO MENを3週間も使わないとセオさん並になっちゃうんですか。怖いですね。

シマジ あいつはチェックされる2週間前から、おれが事前に送ってやったSHISEIDO MENの見本を毎日ぬっていたんで、Eで収まったんだろう。セオは生まれてから何にもつけたこともないそうだ。だからサハラ砂漠に水をまくように、効果がてきめんに出てEになったんじゃないか。いま毎日ぬり込んでいるようだから、まもなくDに昇格するかもしれない。全国の男性諸君、SHISEIDOの売り場に行って是非チェックしてもらってください。おれはこの歳で3ヶ月に1回はチェックしてもらっている。

トシキ これはまさに肌の人間ドックみたいなものですね。

シマジ さすがおまえはおれの担当編集者だ。うまいこと言うね。しかもこの”肌ドック”はタダだからなおさらいいだろう。

トシキ この肌測定の機器は全国どこにでもあるんですか。

BC杉本 はい。SHISEIDOの看板を出しているデパートのカウンターなら必ずあります。

トシキ 知らなかった。

BC杉本 男性で知っているかたは、たぶんシマジさんくらいではないでしょうか。

シマジ おれは「試しにやってみませんか」ってBCから言われたんだ。

トシキ 女性はしょっちゅう自分の肌をチェックしているんでしょうね。

BC杉本 はい。でもなかなかAのかたはいませんね。100人に1人いるかいないか、でしょうか。Cが多くBも少ないです。

トシキ ようし、ぼくはがんばって今年中にCまでいってみよう。少しずつ変化していったら、張り合いが出てきますよね。

BC杉本 熱心な女性のお客さまは皆さんそうおっしゃっています。

トシキ たとえば忙しいときとか、出張のときとか最低どれをつければいいのか、こっそり教えてください。

BC杉本 男性のかたはヒゲを剃られたあと、まずクレンジングフォームで丁寧にお顔を洗い流して、それからトーニングローションをぬって毛穴を引き締めます。そしてトータルリバタライザーもしくはスキンエンパワリングクリームをこずらずやさしくなじませれば、基本のお手入れは完璧です。

トシキ なるほど。じゃあ普段は、まずクレンジングフォームで顔を洗って、たまにはディープクレンジングスクラブで洗って、そのあとぼくの場合はトーニングローションをつけてから最近発売したアクティブコンセントレイティッドセラムをぬって、そのあとスキンエンパワリングクリームをぬってそれからアイスーザーを目もとにぬり込むんですよね?あってますか?

BC杉本 そうですね。トーニングローションのあとに、アクティブコンセントレイティッドセラムを使われているかたもたくさんおられます。より保湿効果も高まるので、問題ありませんよ。

シマジ さすがはSHISEIDO MENの愛好者だけあるね。よく出来ました。

立木 よく名前覚えられたね。

トシキ 毎日使ってると自然に覚えてしまいますよ。

シマジ 「MEN'S Precious」のハシモトもスラスラ言っていたな。

立木 シマジは言えるの?

シマジ おれは感覚で使っている。長いことアイスーザーをトーニングローションの次に使っていたがね。近ごろは正しい順番で使っている。

BC杉本 その順番でいいのです。とくにスキンエンパワリングクリームはアルガンウッドの香りがして、男性の人生に最高のポジティブシンキングをもたらすと言われてます。アルガンウッドはサハラ砂漠にだけに生息している希少な樹なんです。モロッコの人たちはそれを人生の実と言っているそうです。

シマジ サハラ砂漠のような肌をしたセオによく効くはずだ。

BC杉本 これはこすらずにやさしくなじませるように使うのがコツです。ごしごしぬり込まないことです。

トシキ そうだ。生命力を喚起するアルガンウッドの香りってパンフレットに書いてあったような気がする。

シマジ トシキ、SHISEIDO MENはどのアイテムもそこはかとない典雅な香りがするけど、例外が1つあるのを知っているか。

トシキ へえ、知りません。何ですか。

シマジ それはボディークリエイターっていうものだ。おれはそれをスポーツクラブに置いてある。腹部にぬる前に4,5回鼻でそのグレープフルーツみたいな柑橘類のいい香りを深く肺に吸い込むんだ。すると脳みそのやせる機能を司取る部分を刺激する。それから腹部にぬり込む。つけるとはじめは気持ちいい清涼感に包まれて、そのうちジンジンとした温熱感に襲われる。おれはこれがクスリのようにやめられないんだ。

トシキ なるほど、それでシマジさんは腹が引き締まってるんですか。

シマジ まだおまえは34歳だから心配はないけれど、腹は出はじめると際限なく出てくるものだ。出たらなかなかへっこまないぞ。

トシキ いやいや、もうそろそろぼくもボディークリエイターが必要になってきました。

BC杉本 シマジさんは本当にSHISEIDO MENの宣伝マンですね。ありがとうございます。

シマジ どういたしまして。おたくの福原名誉会長にはいつも並々ならぬお世話になっているんです。

立木 杉本さん、知ってる?シマジはひどい男なんだぜ。日本のエスタブリッシュメントとして君臨するあのやんごとない福原さんに新聞の面白いところを切り抜きして送ってもらっているんだよ。

BC杉本 本当ですか。

シマジ 本当です。でもおれはいちばん効いていると思うのはアイスーザーだね。歳を取ると目じわが増えるものなんだ。これはそれをしっかり防止してくれている。

立木 シマジ、話をはぐらかすな。

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