香りで印象をコントロール♪研究員に聞いた上手な香水の選び方
女性の第一印象を大きく左右するアイテムの1つ=香り。でも香水選びって、なかなか難しいものですよね。どんな香りが自分に合っているの? 女度を上げる香りは? 男性のハートをゲットできる香りって!? 知っているようで知らない"香り"のあれこれについて、香料開発研究に20年以上携わってきた資生堂研究員の庄司 健さんに教えていただきました。
【香水の選び方の基本】なりたい印象で選ぼう
香水は周りの人に与える印象を演出できるアイテム。自分が好きかどうか、心地いい気持ちになれるかどうかでセレクトするのも大切ですが、なりたい印象にあわせてセレクトすれば、より自分が理想とするイメージに近づくことができますよ。
香水の選び方次第で第一印象UP!!
なりたい印象で香水を選ぶ時は、「香りと印象の相関関係」をしっかり把握しておきましょう。香りを大きく分類すると、シトラス、フルーティ、フローラル、シプレー、オリエンタルの5つに分けることができます。
この香りの分類に、"香りから連想される人物イメージ"を当てはめたものが、こちらです。
もし「やさしく女らしい」イメージを目指すのであればオリエンタル調を、「クールでシャープ」なイメージを目指すのであればシプレー調の香りを選ぶと、自分の印象を上手にコントロールすることができます。例えば、シャープで大人っぽいメイクをした女性が、このマップでは正反対に位置するフルーティ調の香りを身につけると、相手から見た印象が「キュートでかわいらしい」方向に変わることが明らかになっているんですよ。
男性に好まれる香水の選び方って?
庄司さんは日本人男性が好む香りのタイプも調査していて、結果はズバリ、「フルーティ」と「フローラル」! フルーティがメインの香りは「キュートでかわいい」印象を、フローラルがメインの香りは「知的で大人っぽい」印象を男性に与えることができるのだそう。かわいい系を演出したい時はフルーティをメインにきかせた「フルーティフローラル」を、逆に大人女性を気取りたい時は「フローラルフルーティ」を選べば、意中の男性に好印象を与えることができますよ♪
香水のつけ方、ここに注意!!
香水の選び方と同じくらい大切なのがつけ方。ポイントを押さえて、香水を使いこなしましょう♪
★香りは体温で変化する!
香りは体温に大きく影響を受けます。特にシトラス系の香りは揮発性が高いので、10分ほど経過すると違う香りが楽しめるはず。香りをなるべく変えたくない時は洋服などにつけ、香りの変化も楽しみたい時は首まわりなど体温の高いところにつけるのが◎。購入する時も、香水を肌につけたら少し時間を置いて、香りの変化も確認しましょう。
★手首に「シューッ」は間違い!?
香水はエタノール濃度と香りの持続時間で、次の4種類に分類することができます。
1.パルファム
2.オードパルファン
3.オードトワレ
4.オーデコロン
パルファムは濃度が高く、香りを強く感じるので、手首など体温の高いところにシュッと少量つければOK。パルファムに比べて濃度が低いタイプは、広範囲に吹きつけると香りを感じやすくなります。
※アルコールで洋服が変色するケースもあるので、要注意!!
★1日中香りを楽しむなら「アトマイザー」を持ち歩こう♪
香水を大量につければ長持ちするのですが、その状態では香りが強すぎて他の人を不快にさせてしまうことも。相手にいい印象を与えるためには、香水を少量ずつ持ち運べる「アトマイザー」を使って、香りがなくなってきたら吹きかけるようにするのがおすすめです。
なりたい自分に変身させてくれる香水。毎日の身だしなみに取り入れれば、印象をUPできること間違いなし♪
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photo:shutterstock
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資生堂研究員
研究員
資生堂の研究開発は1916年に始まり、品質と安全を最優先に、最新の皮膚科学と処方開発技術に基づいて開発を実現してきた。世界中の化粧品開発者が目標にする研究発表会「IFSCC」では、世界最多の受賞。
http://www.shiseidogroup.jp/rd/