プロ直伝のファンデーションの塗り方♪くすみ、色むら、化粧崩れ知らずの美肌見せテク
ファンデーションの「色選び」はとても重要! でもせっかくなら、美しく仕上がるよう「塗り方」にもこだわるべき。そこで今回は、プロ直伝のファンデーションの塗り方をご紹介します!
<目次>
- 【メイク編】メイク下地はムラなくフィット♪
- 【ツール編】毛穴レスなツヤ肌♪ プロ直伝のファンデーションブラシの使い方
- 【ツール編】ファンデの仕上がりを変える!理想のスポンジって?
- 【ツール編】使い続けている人は要注意! スポンジ&ブラシのお手入れ方法
- 【メイク編】ふんわりやわらかな肌に! パウダ―ファンデーションで肌ノイズを隠すメイク術
のりとモチを左右する! メイク下地で土台づくり
キメの乱れや毛穴をカバーして、フラットに整えてくれる化粧下地。ファンデーションののりやモチをよくするためにも欠かせないアイテムです。メイク下地のよさをより引き出すには、ムラなく塗ること!
1. 手のひらにメイク下地を取ったら、両ほお、おでこ、あご先、鼻すじに5点置きします。 2. 面積の広いほおから伸ばします。指の腹を使って、顔の中心から外側に向かってスッとすべらせましょう。片ほおずつ仕上げます。 3. おでこは中央から生え際に、鼻すじは上から下に、あご先はフェイスラインに向かってなじませます。 4. よく動かす目の周り、口のまわりは、最後に仕上げて薄づきに。
仕上がりに大きな差がつく! ファンデーションブラシ&スポンジの使い方
毛穴レスなツヤ肌♪ プロ直伝のファンデーションブラシの使い方
化粧のりのよさを決めるのは、なんと言ってもファンデーションと肌との一体感! ...ですが、乾燥などできめが乱れた肌はファンデーションを重ねても、すじむらや落ち込みができてしまうため、浮いたような印象になってしまうのです。
そこでおすすめなのが、ファンデーションブラシ! 塗り方のコツを押さえれば、ファンデーションが肌にフィットして、化粧崩れ知らずの仕上がりをゲットできますよ♪
プロ級の仕上がりが手に入るファンデーションブラシって? 「資生堂 ファンデーション ブラシ 131」は、一般の人が塗ったファンデーションとプロが塗ったファンデーションの仕上がりの違いを研究して、いかにプロに近づけるかを考えてつくられたアイテムです。ブラシの毛先が肌の凹凸の細部までしっかりフィットするので、ファンデーションがむらなく均一に仕上がり、崩れにくくなるのもポイント。そんなプロ級美肌を簡単につくってくれる「ファンデーションブラシの使い方」を解説します。
ファンデーションブラシの使い方 1. 持ち方
ブラシの毛先がななめカットになっているので、毛の長い方を上にして、鉛筆を持つように軽く握ります。ブラシ部分と柄の部分の境目あたりに指を添えるのがおすすめ。
2. ファンデーションの取り方
●パウダー&固形乳化(エマルジョン)タイプの場合
ファンデーションの表面を軽く3回ほどなで、ブラシ全体にファンデーションを含ませます。
●リキッド&クリームの場合
手のひらにファンデーションを取ったら、まずは指を使って両ほおに少し多めに置き、残りをおでことあご先に置きます。
3. ファンデーションの塗り方
ほおの高いところやカバーしたいところを中心に、トントンとスタンプを押すようにファンデーションをなじませます。その後、ブラシをスーッとすべらせるように動かしながら、顔全体になじませましょう。目元や口元、小鼻などはブラシに残ったファンデーションで、最後に仕上げるとより美しく仕上がります。
さらに、毛穴の開きが気になる部分やつけにくい小鼻&目の下などは、以下の方法でなじませるのがおすすめです。
●毛穴が目立つ頬
ブラシを小さな円を描くようにクルクルさせると、毛穴の凹凸までしっかり塗れるので、均一で毛穴レスな仕上がりが完成します。
●目の下
よれやくずれが出やすい目の下は、ブラシを持っていないほうの手で軽く横に皮膚を引きながら、シワに沿ってなじませると、肌にピタッとフィットさせつつ薄づきに仕上がります。
●小鼻
手首を動かしてブラシを回転させるようなイメージでなじませましょう。まずブラシの毛の長い方を下に向けて小鼻に当てたら、手首をくるっと返し、毛先を上に向かせます。こうすることで小鼻の毛穴がしっかり隠れ、ツルっとした印象にしてくれます。
>>ファンデーションブラシを実際に使ってみた! 気になる感想はこちら♪
ファンデの仕上がりを変える! 理想のスポンジ
何気なく選んでいたり、とりあえず付属のものを使っていたりすることも多いスポンジ。もちろん付属のものでもOKなのですが、別売りのスポンジを目的に合わせて使うと、ファンデーションの仕上がりが驚くほど変わるんです!
スポンジの選び方
●リキッドやクリームファンデーションの場合
小鼻などの細かい部分につけやすい「ラウンド系のスポンジ」がおすすめ。スポンジにファンデーションが吸収されにくいつくりになっている「リキッド用」と書かれたものを使いましょう。
●パウダーファンデーションの場合
肌にあたる面積が広い「スクエア形のスポンジ」で「パウダリー用」を選ぶのが◎。均一かつ自然に仕上げることが可能です。
美容部員愛用のスポンジはこれ!
(左)資生堂 スポンジパフ アーティストタッチ(パウダリータイプ用)118
(右)資生堂 スポンジパフ アーティストタッチ(乳化タイプ用)119
この2品のスポンジは、「簡単にプロの仕上がりが手に入る」ように、アーティストの意見を取り入れてつくられたもの。魅力はその厚みと角度。16mmの厚さがあり、スポンジを持つ時の指の圧が一点に集中せず分散されるため、均一に仕上がります。また、女性の顔を分析することにより導き出した先端角度(平面75°、側面85°)により、小鼻のきわや、下まぶたのくぼみにピタッとフィットするよう、細かく考えて設計されています。すじやむらになることもなく、とってもキレイに仕上がりますよ。
水を含ませて使用するタイプのパウダリーファンデーションスポンジ。水を使うことでファンデーションが肌に密着し、化粧崩れを防ぎます。さらに、毛穴を目立ちにくくしたり、ツヤを出したりする効果も。また、固めに絞るとしっかりカバー、ゆるめに絞ると薄づきなど、絞る力加減を調節して違う質感にすることも可能。
使い続けている人は要注意! スポンジ&ブラシのお手入れ方法
スポンジは、両面を使った時点で洗うのがベストです。専用クリーナーや中性洗剤で最低でも週1回は洗浄しましょう。
<スポンジの洗い方> 1. 手とスポンジが乾いている状態で、汚れた面に専用クリーナーを10円玉大出し、汚れとなじませるように押し洗いします。 2. ある程度汚れが浮き出てきたら、もみながらぬるま湯ですすぎます。 3. スポンジを軽く絞り、タオルまたはティッシュにはさんで十分に水気を切ります。 4. 陰干しして乾かします(ティッシュペーパーで包んで、ペーパーの両端を洗濯バサミではさむとスポンジに跡がつきません)
メイクブラシは「使用後のティッシュオフ」を習慣に
ブラシで肝心なのは使用直後のケア。使った後は毎回ティッシュペーパーでブラシに残っているパウダーを拭き取ると清潔です。毛先が汚れてきたら、下の"振り洗い"の方法でやさしく洗って。
<ブラシの洗い方>
1. ぬるま湯に専用クリーナーまたは、中性洗剤を薄く溶かします。
● パウダータイプのブラシの場合(パウダリーファンデーションやチーク)
ぬるま湯200:中性洗剤:1
● リキッドファンデーションの場合
ぬるま湯50:中性洗剤:1
2. ブラシをぬるま湯に浸け、振るようにして洗います。
3. 洗剤の泡がなくなるまですすいだら、ブラシの先を軽く絞って水気を切ります。
4. 乾いたタオルやティッシュペーパーなどでブラシをはさみ、水分を拭き取ります。毛先を整えて横に寝かせ、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
見逃さないで! スポンジ&ブラシの替え時サイン
どんなにお手入れを頑張っても、必ず寿命はやってくるもの。スポンジが硬くなったり、目が粗く変色してきたら取替えサインです。ブラシの場合は毛が抜ける、毛先が広がる、化粧のりが悪いなどのサインが出たら取り替え時です。
プロのベースメイクテク
ふんわりやわらかな肌に! パウダーファンデーションで肌ノイズを隠すメイク術
パウダ―ファンデーションは、毛穴やくすみなどの肌のノイズをカバーしたい時におすすめ! そんなパウダ―ファンデーションを使って、ふんわりやわらかそうな肌に仕上げるメイクテクはこちら♪
1. Tゾーンや小鼻の周り、頬など毛穴が目立ちやすい部分に、マット系の下地を指でくるくるとなじませます。 2. コンシーラーをブラシに取り、目の下の三角ゾーンや、赤みやくすみなどを気になるところをカバーします。 3. パウダーファンデーションを大きめのフェイスブラシに取り、顔全体にふわっとのせます。 4. チークは繊細なパールが入ったパウダーチークを使用すると、上品な肌に。リップはリップクリームなどでしっかり保湿してから、マットなものをセレクトして全体の質感の統一を。マスカラをたっぷり上下につけて、ポイントに。
ファンデーションは塗り方次第で、顔の印象がガラリと変わります! プロのテクをお手本にぜひチャレンジしてみてくださいね♪
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photo:鈴木花美(1、9、10枚目)、shutterstock(6枚目)
●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。