香水の付け方の基本をレクチャー♪好印象を残す「香り」の楽しみ方とは...

目に見えないのに、その人の印象を記憶に残す「香り」。上手に使って好印象につなげるには? 嗅覚や匂いの基礎知識、香りの性質や香水などの付け方の基本について、資生堂の研究員が解説します。
知っておきたい香りの性質とは?
香りは、さまざまなメッセージを伝えるコミュニケーションツール。ファッションと同じように、自分のなりたいイメージを表現することができます。香水などの香りを上手に使うために、嗅覚や匂いについての基礎知識をマスターしておきましょう。
嗅覚は「マヒしやすい」
濃度の高い香水を付けているときや、強い芳香剤を室内で使っているときは要注意。使っている本人は周囲の人が感じているほど強く感じていないことがあります。
嗅覚は「好き嫌いに敏感」
タバコが嫌いな人は、タバコの匂いに敏感なように、嗅覚は嫌いな匂いに対してとくに敏感です。他の人が気にならないような匂いでも、いたたまれないと感じることもあり、香りの好みは千差万別。自分の好きな香りが必ずしも相手も好きとは限りません。
匂いは「下から上にたちのぼる」
立ちのぼったときに快く香る場所に付けると効果的。直接鼻に届く身体の中心は避けましょう。
香りは「温度が高いほどよく香り立つ」
香りは温度が高いほどよく香るので、手首、ひじ、ひざの内側、耳の後ろなど脈を打っているあたりに付けるのがポイント。比較的体温の高い部分や、髪でかくれる部分に付けると、よく香り立ちます。
香りの付け方、基本のポイント
まず、「清潔な肌に直接付ける」こと。香水などの香りは体温で温められ、肌の匂いとミックスされてその人だけの香りになるので、直接素肌に付けるのが基本です。
香りを引き立たせるために、汗や汚れのない清潔な肌に付けましょう。汗をかいている肌に付けると、汗と混じって不快なにおいを発することに。汗をかきやすい場所は避けたほうが賢明です。
もうひとつのポイントは「身体の広い範囲に付ける」こと。英語では「香りを付ける」ことを"wear"と表現します。つまり香りは"着る"もの。目に見えないコスチュームだからこそ、なるべく身体の広い範囲に平均的に付けるようにしましょう。
香水は、付け方を間違えると逆効果になってしまうことも...。ご紹介した香りの性質や付け方のポイントを踏まえて、上手に楽しんでくださいね♪
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