ベタつきも乾燥も感じる、夏の肌荒れ&肌悩みは複合的!
まだまだ夏本番!といった陽気が続く8月後半。少し外に出るだけで汗が止まらず、皮脂の分泌も増えて、1日中ベタつきや化粧崩れに悩んでいるという人も多いのではないでしょうか?
さらに、真夏のマスク着用によってマスクの内側は高温多湿状態。大量の汗をかくことで肌のPHバランスが崩れ、細菌やマスクに付着した口腔内の雑菌などが繁殖しやすくなっているのです。そのため、アクネ菌が活性化してニキビや吹き出物に悩む人が増えています。
一方で、室内ではエアコンの影響で乾燥や毛穴が目立ちやすい状態に。肌表面の保湿機能が低下し、ファンデーションのつきやノリが悪くなることから化粧崩れの原因に繋がります。
しっとりしていても実は乾燥している!?肌の「隠れ乾燥」とは?

ニキビや乾燥といった、明らかに分かる肌荒れはケアする人が多いと思いますが、この時期の肌荒れは複合的で分かりにくいのが特徴。ベタついたかと思えばカサカサになるなど、「不安定」「揺らいでいる」と、なんとなく肌の調子が悪いと感じるため、ケアが遅れがちだったりどんなケアが必要か分かりにくかったりします。
そこで見逃してほしくないのが、「肌表面はしっとりしているのに、化粧ノリが悪い」という肌トラブルサイン。ベタつきやテカリで一見うるおっているように見えるのに、肌がゴワつく、固い……と感じる場合は要注意!さらに、ファンデーションがノリにくく、もちも悪いと感じる場合もあります。
これは「隠れ乾燥」という状態で、室内と室外を行ったり来たりすることによる寒暖差や、紫外線によって肌のバリア機能が低下することが主な原因。また、肌はうるおいを守るために皮脂を分泌する働きがありますが、汗と一緒に皮脂を過剰に取り除いてしまうことでバリア機能はますます低下し、隠れ乾燥が加速してしまうのです。
秋の肌に差がつく!夏の隠れ乾燥&マスク肌荒れ対策

暑さとマスクによるニキビや肌荒れ、気付きにくい隠れ乾燥……と、夏に美肌をキープするのは至難の技。
しかし、きちんと正しい対策を行えば大丈夫!まずは、肌の雑菌や過剰な皮脂を落とすこと。毛穴に汚れや皮脂が詰まらないよう、しっかりと泡立てた洗顔料で丁寧に汚れを浮かし、ぬるま湯で優しく洗顔しましょう。
洗顔後は暑いからとそのままにせず、すぐに保湿ケアを。肌のうるおいバリア機能を整えるために化粧水や乳液でスキンケアを行います。この時、肌荒れが気になったり肌が敏感になっていると感じたりする方は敏感肌用のアイテムを使うのがおすすめです。また、紫外線や冷房の影響で水分と油分のバランスが崩れやすくなっている肌のためにも、乳液は必須。ベタつきが気になる場合は、さっぱりタイプの乳液を選んでみてください。
健康な肌に多くて揺らぎやすい肌には少ない「美肌菌」にも注目!

洗顔と保湿の見直しに加えて、もうひとつ意識すると良いのが「美肌菌」です。
美肌菌とは、肌のうるおいを生み出したりバリア機能を高めたりと、肌環境を健やかに保つために24時間、365日休みなく働いている菌のこと。肌が揺らぎやすくなっている人は、この美肌菌が健康な肌の人よりも少ないことが分かっているため、美肌菌のバランスを整え、量を増やすことが美肌への鍵を握るというわけなのです。
美肌菌を増やす方法で最も効果的なのは、朝晩のスキンケアに美肌菌を増やしてくれる成分を配合した化粧水や乳液を使用すること。美肌菌が日中も寝ている間も、1日中美肌のために働き続けてくれます。また、美肌菌は雑菌が肌に定着することを防ぐ働きもあるので、この時期気になるマスクニキビも防いでくれますよ。
「頼れるクリーム」をプラスすれば、さらに揺らぎに負けない肌へ!

毎日きちんとケアしていても、生理やストレス、睡眠不足といったさまざまな要因によって肌の調子は日々変わるもの。
先にご紹介した日々のスキンケアに加えて、「なんとなく肌の調子がよくないな」と思った時や、「いつの間にか肌荒れしていて、すぐにどうにかしたい!」という時に頼れるアイテムを持っていると、環境や生活習慣に左右されにくい美肌をキープすることができます。
おすすめは、ニキビや肌荒れを防ぐ、肌荒れ有効成分を配合した敏感肌用クリーム。しっかりとうるおいを与えることもできるので、複合的な夏の肌荒れや隠れ乾燥対策にも最適です。
汗、皮脂、紫外線、エアコン、マスクと美肌を妨げる要因が多い夏。適切なスキンケアとアイテムを取り入れて、うるおいに満ちた化粧ノリの良い肌をキープしましょう!