乾燥や肌荒れが気になる!
ファンデーションは塗るべき?
気温の低下や夏の疲れから、乾燥や肌荒れが気になる秋。「肌の調子が悪い時はファンデーションで隠したい……」と思う一方で、「毛穴をふさいでしまって余計に肌荒れが悪化するのでは?」という不安に思ったことがある人も多いはず。
資生堂が行った調査でも、「肌荒れした時にファンデーションを使いたくない」と答えた人の理由として、「ファンデーションは毛穴がつまりそう」「ファンデーションをつけると皮ふ呼吸ができなくなりそう」との意見があり、ネガティブな意識をもっていることが分かっています。
ここから「荒れた肌を見られたくない」という気持ちから、肌荒れを隠すためにベースメイクを必要としてはいるものの、「ファンデーションは肌によくない」と考える女性が多いことが伺えます。
しかし、実際にはファンデーションが毛穴をふさいだり、皮膚呼吸を妨げたりすることはなく、むしろファンデーションを塗ることで紫外線やホコリなどの外的刺激から肌を守ってくれる効果があるのです。肌荒れしている時の肌は、バリア機能が低下し、外部からの刺激に弱い状態にあるので、ファンデーションを塗って外的刺激が直接肌に触れないようにするのが正解です。
- 参考
- ㈱資生堂ニュースリリース
肌荒れの時におすすめ!ファンデーションの選び方
ファンデーションが肌を外的刺激から守ってくれる効果があるとはいえ、肌の調子が悪いと、どんなファンデーションを選べば良いのか悩んでしまいますよね。ここでは肌荒れの際におすすめのファンデーションの選び方についてご紹介します。
しっかり保湿を狙うなら「リキッドファンデーション」
リキッドファンデーションは、クリームのようなテクスチャーが特徴的。うるおってツヤのある仕上がりを実現します。乾燥や荒れが気になる肌にもやさしくなじみ、肌にピタッとフィットするので、長時間しっとりと肌を包み込んでくれます。
化粧直しにも使える「パウダリーファンデーション」
軽い付け心地と手軽さを重視するなら、パウダリーファンデーションがおすすめ。粉状なので質感が軽く、ふんわりきめ細やかな肌に仕上がります。また、ムラづきが気にならないので、日中の化粧直しがしやすい点も魅力です。
従来のパウダリーファンデーションは、肌荒れしている部分に付けるとヨレが気になり、逆に肌荒れが目立ってしまう……と感じたことがある人もいるかもしれませんが、近年は肌荒れをケアし、ニキビを予防しながら肌を美しく見せてくれるような「薬用スキンケア処方」と言われるタイプも発売されています。
仕上がりの美しさと、肌荒れケアが両立できるパウダリーファンデーションでこまめに化粧直しをすれば、日中の肌を常に外的刺激から守る効果も期待できます。
保湿&美肌を狙える!ファンデーションの塗り方

肌荒れ時には、どんなファンデーションを選ぶかということだけでなく、塗り方も大事なポイント。肌への刺激を抑え、肌荒れを目立たせないようにするファンデーションの塗り方のコツをマスターしましょう!
リキッドファンデーション
指、もしくはスポンジで顔の5カ所(両頬・額・鼻先・あご)にファンデーションを置いたら、顔の中心から外側に向かって指もしくはスポンジで伸ばします。その後、手で顔を包み込むようにしてなじませると、手の体温でファンデーションが肌になじんで保湿力がアップします。
パウダリーファンデーション
皮むけしている場合、スポンジでスーッと滑らせるように肌に伸ばすのはNG。摩擦によって皮むけが目立ちやすくなります。肌をトントンと優しく押さえるようになじませるのが正解です。目、鼻、口の周りはスポンジの角を使って押さえるときれいに仕上がります。
- 肌にやさしい!ファンデーションの塗り方のコツはこちらを参考に
ファンデ前の一手間で美肌度アップ!化粧下地は必須アイテム

ここまでファンデーションのお話をしてきましたが、美しい肌作りには化粧下地も欠かせません。ファンデーションの前に塗ることで、ファンデーションののりやつき、化粧もちをアップさせてくれる効果があります。
さまざま種類があるので、肌状態に合わせた化粧下地を選びましょう。塗り方のポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポイント1:適量を均一に塗ることで自然でなめらかな肌へ
適量を顔の5カ所に置いたら、顔の中心から外側へ向かって丁寧にのばす。この時、顔全体に広げるようにのばしていくことで、ムラなく均一に塗ることができます。
ポイント2:仕上げのなじませで化粧下地をピッタリ密着させる
最後に手のひらで顔を押さえてなじませることで、化粧下地が肌にしっかりフィットし、後から塗るファンデーションののりやつきが良くなります。化粧下地が指に吸い付くのを感じたら、肌になじんだサインです。
肌の調子が悪い時でも、
ファンデーションを味方につければ
肌荒れや乾燥をカバーしながら
美肌に見せることができます。
肌の状態や目的に合わせて、
上手にベースメイクをしていきましょう!