「1年中肌が乾燥している」「季節の変わり目や冬になると乾燥する」など、乾燥肌で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。乾燥肌は、スキンケアでのお手入れはもちろん、内側からもケアしてあげることが大切です!そこで、乾燥肌の原因からおすすめの食べ物&簡単レシピをご紹介します。
まず、肌が乾燥する原因からチェックしていきましょう。
肌が乾燥してしまうのは、ずばり肌の水分保持力が低下するからです。特に、10月~11月を境に湿度が急激に低下するため、肌は非常に乾燥しやすくなるというデータも。
出典元:資生堂
また肌の乾燥を加速させる大きな原因は、バリア機能の低下です。私たちの身体を覆っている皮ふには、外界からの異物の侵入や攻撃から身体を守ったり、体内から水分が蒸散するのを防いだりする「バリア機能」という役割があります。この大切な役割を担っているのは、表皮のいちばん外側にある「角層」です。具体的には、角層細胞内の「天然保湿因子(NMF)」が保持する水分と、角層細胞間を埋める「細胞間脂質」による隙間のない構造、そして角層表面の「皮脂膜」が、バリアの役割を果たしています。
*肌の断面図(イメージ)
バリア機能が低下すると、肌のターンオーバー(細胞の生まれ変わり)のサイクルが乱れ、うるおいを保持できにくい細胞で形成された角層がつくられることに...。さらにターンオーバーの乱れは、睡眠不足・紫外線・加齢・ストレス・体調不良・ビタミン不足などの栄養バランスの乱れなどによっても引き起こされます。栄養が足りず細胞が未熟な状態だと、その生まれ変わりがうまく行われません。
そのため、肌の乾燥はスキンケアだけではなく食べ物での予防も重要になってきます。肌や身体をつくるタンパク質を基本に、ビタミンや食物繊維が豊富に含まれる野菜など、さまざまな食材を摂ることが大切ですよ!
乾燥肌の予防には、特にセラミドやビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB12・ビタミンCを食事で摂ることが有効です。またターンオーバーを整えるビタミンAの摂取もおすすめですよ!
乾燥肌に必要な成分、セラミドたっぷりの肌になるには、ブロッコリー、とうもろこし、生芋こんにゃくなどがおすすめです。とうもろこしは、茹でると栄養素も味もお湯に流れ出てしまうので、ラップをしてレンジでチン。こんにゃくを選ぶ時には、表示をチェックして、ぜひ「生芋」こんにゃくをチョイスしましょう。
また、ヨーグルトや納豆、黒酢などの発酵食品、アボカド、トマト、バナナなどには、乾燥肌に必要なバリア機能と保湿機能をUPするD-アミノ酸が含まれています。
肌の生まれ変わりを助けるビタミンAは、レバーやうなぎに多く含まれます。がんばって食べたいところですが、毎日摂ることは難しいですね。そんな時の味方が、かぼちゃやほうれん草、にんじんなど。これら緑黄色野菜のカロテンは、油を使って炒めたり揚げたりすると、さらに吸収がよくなります。かさつきには適量の脂質も必要なので、一石二鳥。また、かんきつ類もおすすめ。果汁100パーセントのみかんジュースを常備しておくのも◎です。
ここからは乾燥肌におすすめの食材を取り入れた簡単レシピをご紹介します!
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photo:shutterstock
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