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免疫力を低下させる紫外線

知識

免疫機能って何? 紫外線を浴びるとどうして低下するの?

■身体を守ってくれる、大切な免疫機能

人間には自分以外の物質や自分の身体に害をもたらす細菌・ウイルス・アレルギー物質などの異物から守るための機能である自己防衛システムが備わっています。これが免疫です。この免疫機能が正常に作動しているとき、身体は健康で抵抗力がある状態と言えます。しかし何らかの影響で免疫機能が低下すると、細菌やウイルスに感染しやすくなったり、体調をくずしやすくなったりします。

■紫外線が免疫機能に与えるダメージ

なぜ紫外線を浴びると免疫機能が低下するのでしょうか?肌の表皮には、ランゲルハンス細胞という免疫機能に欠かせない細胞が点在しています。この細胞は、手のひらを広げたような形をした細胞です。いったん異物の侵入を察知すると、それを細胞内に取り込み、その情報をリンパ球に知らせます。情報を受け取ったリンパ球は、身体から異物を排除しようと働きます。
肌の表皮にあるランゲルハンス細胞は紫外線の影響を受けやすい状態にあります。紫外線によってダメージを受けたランゲルハンス細胞は、全身の免疫システムへ異物の侵入を知らせることができず、身体はスムーズに防御体制を整えられなくなります。このようなことから海水浴やプールなどで全身をやいたあとは、身体の抵抗力が弱まってしまうのです。

免疫システム発動のメカニズム

ランゲルハンス細胞は、異物を発見するとリンパ節に移動して、全身の免疫系に異物の侵入を知らせ、免疫システムを発動させます。

免疫システム
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