さまざまな肌悩みと向き合い、肌のことを知りつくした皮ふ科医が、毎日のスキンケアに役立つポイントや肌トラブルへの心がまえについてアドバイスします。※d プログラムは、敏感肌の方のご協力によるパッチテスト等を行いながら開発されています。

乾燥・粉ふき対策

乾燥する季節で起こしがちな肌トラブル

寒くなると、皮膚がカサカサして白い粉をふいたような状態になったり、痒みを伴ったりしませんか?これは、夏に比べて湿度が低下して空気が乾燥しているため、皮膚に供給される水分量が減少するからなのです。室内で暖房器具を使うと湿度はさらに低下し、皮膚の乾燥が促進されます。また、細胞が保湿成分をつくる機能は加齢によって低下するため、年齢とともに乾燥しやすくなります。
皮膚が乾燥した状態をドライスキンあるいは乾皮症と言います。皮膚の一番外側にある角層には、バリア機能の役割があるので、乾燥して角層細胞の間に隙間ができてしまうと外界からの刺激によって、ドライスキンに加えて紅斑や湿疹など、さまざまなトラブルが起こりやすくなります。

粉ふきの原因、メカニズム

ドライスキンでは、表皮を覆う皮脂や、角層の細胞と細胞をつなぐ細胞間脂質が減少しているため、角層がはがれやすくなっています。そのため、肌に衣服がこすれたり、痒みのために肌を掻いたりすることにより角層がはがれやすくなり、肌の表面が粉をふいたような状態になります。

乾燥・粉ふきを防ぐスキンケアのコツ

乾燥・粉ふきから肌を防ぐには、以下の3点が重要です。

1.乾燥から肌を守ること

乾燥を防ぐには、保湿剤やスキンケア製品で角層からの水分蒸発を防ぎます。洗顔後やお風呂上がり、暖房器具を使用している室内などは特に乾燥しやすいので注意が必要です。こまめな保湿ケアを徹底しましょう。

2.肌を清潔に保つこと

皮膚は乾燥するとバリア機能が低下し、外界から異物が侵入しやすくなるため、化粧品やホコリなどは洗い流して皮膚を清潔にしておく必要があります。メイクアップをしているときは、メイク落としを使ってメイクアップの汚れを落としてから洗顔します。その際にゴシゴシ擦ることは、角層をはがしてしまう要因になるので絶対にしてはいけません。刺激を与えずに、やさしく汚れだけをしっかり落とすことが重要です。また、清潔にすることを過剰に意識して、過度に洗いすぎることも厳禁です。

3.紫外線から肌を守ること

紫外線を浴びると、皮膚はダメージを受け、バリア機能や水分保持能力が低下するために乾燥しやすくなります。紫外線はいつでもどこでも降りそそいでいます。紫外線の強い春や夏だけではなく、一年中どこでも紫外線に気を付けましょう。
皮膚のさまざまな変化は、隠れた疾患のサインでもあります。乾燥に伴う症状に対して保湿を行ってもさらにひどくなったり、長期間続いたりする場合は、皮膚科を受診しましょう。

教えてくださったのは

乾燥・粉ふき対策|兵庫県 姫路市 飾磨区 てつや皮膚科  山本哲也 先生

兵庫県 姫路市 飾磨区

てつや皮膚科 山本哲也 先生

明るく清潔なクリニックです。お子様から成人と、どの世代の方々の皮膚疾患全般も診察致します。お肌の悩み・質問など、お気軽にご相談下さい。皮膚科専門医として、お一人でも多くの皆様の肌の健康に貢献し、親しみやすく、信頼されるクリニックを目指しています。