たるみコラム by 資生堂たるみ研究所

顔のたるみの原因と対策とは?
生き生きとした表情をキープするケア方法を解説!

目もとや口もと、フェイスラインなどのたるみは、見た目の印象に大きな影響を与えます。顔のたるみが目立ってくると、実際の年齢より何歳も老けて見えてしまうこともあり、多くの女性にとって悩みのタネですね。たるみはなぜ起きてしまうのでしょう?そして、どのような対策をすればいいのでしょうか?たるみの原因と普段からできるケアについてご紹介します。

美容皮膚科医監修 慶田朋子(けいだ ともこ)先生

銀座ケイスキンクリニック院長
日本皮膚科学会認定皮膚専門医
日本レーザー学会認定レーザー専門医
医学博士

慶田 朋子先生

東京女子医科大学医学部卒業。同大学にて皮膚科助手、美容クリニック勤務などを経て、2011年に銀座ケイスキンクリニックを開設。最新の医療機器と注入治療をオーダーメイドで組み合わせ、メスを使わずアンチエイジングを叶える医師として信頼を得ている。豊富な知識とわかりやすい解説でTV・雑誌・WEBでも活躍中。著書に『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)、『365日のスキンケア』(池田書店)など。
銀座ケイスキンクリニックHP
https://www.ks-skin.com/

他人目線のほうが老けて見える?
「たるみ肌」の特徴とは?

たるみ肌とは?

たるみ肌とは、目じりや目の下、口もと、フェイスラインなど、全体的にたるんできている肌のことです。加齢などによって顔の皮膚や靭帯、スマス筋腱膜が衰えると、支える力が弱くなり、垂れ下がった印象に。

たるみのサインとは?

頬が垂れた印象を与えるほうれい線や口角から下に伸びるマリオネットラインが目立ってきた、顔と首の境界があいまいになった、などが、たるみのサインの代表的な例です。進行するにつれ、卵型だった顔の輪郭が四角くなってきます。たるみのサインは正面から見た時よりも、斜めから見た時のほうが目立つことが特徴。普段、鏡で正面からしか見ていないという人は、様々な角度からチェックしてみましょう。

普段のケアでハリのある肌をキープ!

目もと、口もと、フェイスラインのたるみが目立ってくると、顔全体が疲れた印象になるだけでなく、一気に老けた印象になってしまうことも。たるみは肌の老化と深い関係があると言われていて、ハリと弾力のある肌をキープするためには普段のケアが欠かせません。「私はまだ大丈夫」という人も、「もしかしてたるんできたかも」という人も、早めにたるみ対策を始められると安心です。

たるみの原因を知ろう!

たるみの原因

たるみの原因は大きく分けて、皮膚・皮下脂肪・靭帯・スマス筋腱膜の4つに深い関係があると言われています。

  • (1) 皮膚の弾力の低下

    皮膚の真皮層ではコラーゲンやエラスチンなどの線維状の組織が豊富に存在し、皮膚のハリと弾力を生み出しています。また、水分を抱える性質があるヒアルロン酸も皮膚の弾力をキープすることに一役買っています。

    加齢や生活習慣によって、肌の弾力を支えているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減ったり劣化したりすることで、肌の弾力が失われると、たるみが目立ってしまうのです。

  • (2) 皮下脂肪の影響

    皮膚の一番下の層である皮下組織は豊富な脂肪とそれを包み支える靭帯とで構成されているため、皮下脂肪とも呼ばれます。皮下脂肪はコラーゲン線維がネット状に包みながらその形態を保ち、上層の皮膚と下層のスマス筋腱膜とをつなぐ柱状の靭帯組織によって支えられています。酸化ストレスや光老化、物理的な圧力によって、この組織が傷ついたり伸びたりすることで脂肪を支えきれなくなると、脂肪が重力に負けて垂れ下がってたるんでしまうのです。

  • (3)スマス筋腱膜の劣化

    皮下脂肪のさらに下側にはスマス筋腱膜という構造体があります。これは顔の土台とも呼ばれており、皮膚と脂肪を適切な位置に保つ支えになっています。このスマス筋腱膜が衰えると、皮膚や皮下組織を支えきれなくなり、大きく輪郭が崩れてたるんでしまいます。

たるみを引き起こす外的要因と内的要因

たるみが起こるのは加齢だけが原因ではありません。たるみを引き起こす要因を、身体の外側からと内側からの2つの視点からチェックしておきましょう。

紫外線など外側からの刺激がたるみの要因に

たるみを防ぐために特に気をつけたいのは、肌の老化を進めてしまう紫外線です。特に紫外線A波はコラーゲンやエラスチンやヒアルロン酸のある真皮層に届き、たるみを引き起こす要因になります。

体内の酸化によるダメージも要因の一つ

体内の酸化もたるみを引き起こす要因の一つです。呼吸によって取り込まれた酸素の一部は活性化した活性酸素になります。活性酸素はウイルスや細菌から身体を守る働きがありますが、多すぎると細胞やたんぱく質を壊し、体内の老化を進めたり、さまざまな病気の原因になったりするとされています。活性酸素が増えすぎると、コラーゲンなどもダメージを受け、皮膚深部のたるみにつながります。

活性酸素のリスクを高める要因には、紫外線、喫煙、過度の運動やストレスなどがあります。日頃から十分な睡眠や栄養バランスのとれた食事、適度な運動など、健康的な生活を心がけることが大切です。

普段から心がけたいたるみ対策

ハリと弾力があり、たるみが目立たない肌をキープするためには、毎日の生活習慣を見直して、早めにたるみ対策を始めることが大切です。ここでは、普段から心がけたい紫外線対策や生活習慣のポイントをご紹介します。

紫外線対策を徹底する

肌の老化や酸化を進めてしまう紫外線はたるみの大敵です。季節に関係なく、日焼け止め、日傘や帽子、サングラスなどを使いましょう。「外出する・しない」「メイクをする・しない」に関わらず、朝のスキンケアの最後には日焼け止めを塗ると決めてしまうと、塗り忘れがなくなるのでおすすめ。2~3時間おきにこまめに塗り直すことも忘れずに。

生活習慣を見直す

たるみだけでなく、健康と美容のためには、睡眠不足や乱れた食生活、過度の飲酒や喫煙、運動不足を避けたほうがよいということはよく知られています。たるみ対策としても、十分な睡眠、栄養バランスのよい食事、適度な運動を心がけましょう。

身体の内側から老化を予防するために、抗酸化作用が高いビタミンA・C・Eやポリフェノール類を積極的に摂るのもおすすめです。

もちろん、これらの栄養だけを摂っていればよいというものではありません。肌の構成要素を再生させるためにも、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルと、栄養バランスのよい食事を心がけることを大切にしてください。

年齢を重ねることは止められませんが、毎日のケアや心がけで、若々しい表情をキープすることができます。毎日の生活習慣を見直して、たるみ対策を今すぐ始めましょう!

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